原因が分かるFMSセミナー①

宇都宮市JR岡本駅近くで根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。症状の緩和はもちろん、可動域向上・強化・動作改善により「症状が出る前より強い身体」を作ることを目指します。

 

19〜21日の3日間、東京田町にてFMSセミナーを受講してきました。

どんな勉強だったのか、といった内容で書いてみます。

以前に受講したSFMAセミナーと同様、動作をみて問題を探すというもの。

SFMAは痛みがある場合の原因を探す理論で、FMSはケガのリスクを探す理論、とでも言いましょうか。

以前からしつこいくらい言っていますが、重要なのは「痛みは結果であって原因は別のところにある」ということです。

皆さんも慢性痛や繰り返す症状の場合には、なんとなく「筋肉が足らないから」とか「使い方が間違っている」というのが原因になっているのではないか?ということはイメージしやすいのではないかと思います。(動作について掘り下げて勉強していくと、たとえ急性外傷であったとしても発生機序によっては【動きの問題】がリスクに繋がる事があります)

 

スポーツするということはケガをするリスクが必ずあります。ダイエットのために運動する場合にもケガのリスクがあります。もっと言えば生きている以上、ケガするリスクは必ず付きまとっているわけです。

人間は身体を使うことで疲労します。疲労すれば筋膜がねじれたり滑走しにくい状態に陥ります。その状態で使い続けることで悪い意味で動作に変化をもたらし、結果として故障に繋がります。

痛める前に、そのリスクを知っておくことも重要です。

例えば、人とぶつかりそうになって急に止まった際に膝を痛めたとしましょう。

急性外傷の場合だと、ケガをした場所が耐えられるキャパシティを超えた外力を受けた際に損傷が起こるわけですが、急に止まる動作の場合、足首や股関節の柔軟性があればその外力を分散することができるのは、なんとなく想像できるのではないでしょうか?

逆にそれらの柔軟性がなければ外力を膝で一身に受けなければならず損傷に繋がるわけです。

10の外力を受けると仮定した場合、【股関節4:膝3:足首3】で受けるのか、【股関節1:膝8:足首1】で受けるのか考えていただければ分かりやすいでしょうか?

講師の先生は某Jリーグチームのトレーナー職の方でしたが、サッカーなどのコンタクトスポーツの場合でもそのようなリスクを考慮したコンディショニングをするようになってきているようです。リスク管理的なアプローチもしているわけですね。

そう考えると、使いすぎて痛くなったものに限らず、急性外傷であったとしても膝をケガしたのは【結果】であって股関節や足首の柔軟性があれば防げた可能性がある、硬かったのが【原因】でケガをした、とも考えることができます。

そのようなケガをするリスクを探すのがFMSという理論と理解しています。

もう一度言いますが、痛める前に、そのリスクを知っておくことも重要です。

また次回お話しするかもしれませんが、効率の良い練習を積んで試合で結果を出すためにも、自分の動作にはどういったリスクがあるのか知っておくべきです。

文章構成能力が低いので分かりにくいかもしれませんが、そんな勉強をしてきたわけです。

 

 

題名に①が付いているということは②に続くのか?続けられるのか?乞うご期待。

追記:②に続きました笑。http://utsunomiya-tres.com/2017/05/25/fms%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E2%91%A1/