40代のアナタが知っておきたい肩の痛みの原因と対処法

宇都宮市JR岡本駅近くで根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

可動域向上・強化・動作改善により「症状が出る前より強い身体」に変えていきます。

今回は肩の痛み。とくに四十肩、五十肩と言われるものを中心に。

夜も痛くて眠れない

四十肩・五十肩になってしまうと、急性期がとてもつらいと言われています。

冒頭のように「夜も眠れないくらい痛い」「寝返りが打てないくらい痛い」「下にして眠れない」や、もっと酷い方だと「どの体勢になっても痛い」「じっとしていても痛い」といった症状である【夜間痛】が特徴的です。

四十肩・五十肩は鍼灸治療の適応と言われていますが、経験上、急性期の患者様をたくさんみてきましたが、この時期に鍼灸治療しても劇的な変化を得られることは難しいと考えています。(技術不足と言われればそれまでですが)

当院にいらっしゃる方には注射をせずに何とか改善させたいと常日頃考えていますが、この時期の痛みにどうしても我慢できなければ医療機関で痛み止めを打ってもらうことを勧めることもあります。

この急性期の時期は一般的に数日から数週でおさまると言われているので、ゆっくりでもいいから薬を使わずになおしたい、という方には積極的に鍼灸治療を受けていただければと思います。

痛みは引いたけど動かない

一般的に急性期が終わると、「動かさなくても痛い」や「夜痛くて眠れない」ということは少なくなってきます。

ただ、なかには「痛みは引いたけど肩が挙がらない」という症状で悩まされる場合もあります。

よく言われるのが「頭が洗えない」とか「背中がかゆくても掻けない」などと訴える方もいらっしゃいます。

この時期(慢性期)になると適度にかつ積極的に肩関節の運動をしていくのですが、同時に鍼灸治療を併用すると効果が期待できると感じます。

四十肩・五十肩は時間がかかるのも事実

慢性期の動かなくなっている肩を動かすことは、薄皮を一枚一枚剥がしていくように根気が要り、時間がかかる作業です。

半年から1年以上時間がかかる方もいらっしゃいます。

肩が動かないことで他のところにも影響が出るケースがほとんどですので、そこのフォローも当院では行います。

また、あることが原因で肩の動きを阻害していることもあったりして、「肩だけなおせば良い」ということでもないということも知っておいてほしいことでもあります。

1回治ったのに、また痛くなった?

「四十肩・五十肩を何回もやった」という方もいらっしゃいます。

四十肩・五十肩というのは総称で、肩周辺の炎症や石灰沈着性の症状をまとめてそう呼ばれています。

ですので、一度治ったとしても肩周辺の別の場所に炎症や石灰沈着が起こればまた四十肩・五十肩になるというわけです。

運動がきっかけで四十肩・五十肩になる場合

たとえば単なる加齢が原因のものではなく、草野球でボールを投げてから四十肩・五十肩になった、とか荷物を頭上に持ち上げようとした際に痛めたのがきっかけ、などという場合にはリスク管理をしておけば防げたかもしれない、ということも知っておいてほしいことです。

それは、とくに運動時であれば、どこかの動きの悪さを肩で代償してしまったがために負担がかかり、痛めてしまうということが多いからです。

現在、アナタがとくにどこかを痛めていなくても、当院ではFMSという理論を使ってアナタが持っている運動時のリスクをはかることができます。

また、そのアナタが持っているリスクを知っておくことでケガの予防だけでなくパフォーマンス向上にも役立ちます。

痛くしてしまったらもちろん、痛める前のアプローチも大切なことです。