オーバーワークで鉄欠乏性貧血

【この後、酷い貧血に】

宇都宮市JR岡本駅より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

先月の中ごろにおこなったトレイルランニング後に貧血を発症しました(苦笑。

おかげで営業時間中に目が回りすぎて嘔吐してしまい、急遽ご予約をキャンセルしていただいた苦い経験をしてしまいました。(関係者の方々、申し訳ありませんm(__)m)

私にあった事のある方なら黒光りの見た目からは想像できないと思いますが、実をいうと学生のころから、かれこれ20年ほど貧血に悩まされています。

「お前は女子か?」とツッコミが各方面から出そうなのは無視して、同じ悩みを持った方または現在スポーツを頑張っている方の参考になればと思います。

貧血は女子だけの問題ではない

貧血と言えば、生理のこともあって「女子がなるもの」と思われがちですが、男性にももちろん起こりえます。

ネットの情報なんかだと「男性が貧血になるのは重病のサイン」なんて見出しが散見されますが、私のように学生自体から持病として持っている方も少なくないのが現状です。

男性が貧血になった場合で注意してほしいのは以下の病気が考えられるそうです。

胃・十二指腸潰瘍、胃がん、大腸ポリープ、大腸がん。

これらの病気の際にも貧血になりやすいようですが、便の異常で分かる部分もありますので気になる便なら病院へ行きましょう。(タール便、鮮血便と言われるもの)

その他、男性の場合でも普段から強度の高い運動をしていると、いわゆる「スポーツ性貧血」というものにもなります。

激しいスポーツでも貧血になる

スポーツで貧血になりやすい人の特徴として、「汗を多くかく」や「跳躍系の競技」をしている人に多いと言われています。

なんとなく汗をかけば貧血になりそう、と想像できると思いますが、汗をかく際に赤血球が壊れるので、多量の発汗には注意が必要です。

当院に来られる自転車選手の中でもたくさん汗をかく選手は日頃から貧血に気を付けている、と言っていました。

跳躍系の競技と言われてもパッと想像しにくいかもしれませんが、バスケ、バレー、陸上、剣道、体操などの競技の場合には、足裏への強い刺激を多く受けることで溶血が進み、赤血球が壊れると言われています。

私が最初に貧血の症状に悩まされたのは中学生の頃でしたが、野球部ながら結構走っていて練習もきつい(というより先生が怖い笑)記憶があるのでなってしまったのかと、今になって想像しています。

なぜアラフォーのおっさんにまた貧血症状が出たのか

私が先日貧血になったのには2つの理由がありました。

約2か月前から筋トレを再開し、「3日やって1日休む」のペースでやっていたため、かなりの確率で身体のどこかしらが筋肉痛、または張りが強い状態でした。

そんな状況でトレイルランニングで足に負荷をかけて来たために一気に赤血球が足らなくなってしまったようです。

トレランから帰宅後、買い物中にしゃがんだ状態から立ち上がった時には目の前はブラックアウト。

そして次の日には足裏の強い筋肉痛。

トレラン中に「なんか今日は心肺が付いてこないな」なんて感じていたのは山の標高の問題ではなく、すでに貧血の症状が出ていたからなのかもしれません。(貧血になると酸素運搬がうまくいかないのですぐに息が上がります)

普段から鉄分摂取には気を付けているつもり(というより妻任せ)でしたが、それでも足らなかった、ということでしょう。

症状が出て始めてから必死に鉄剤を摂取していますが、時すでになんちゃら、でした。

普段から鉄サプリを摂取

貧血の症状が比較的治まっているのであればサプリの摂取で良いのかもしれません。

ただ、症状が出てしまっている状況ではサプリではなく、病院などで処方してもらう鉄剤を摂取した方が私の経験上、早く回復する印象です。

また、鉄分自体、吸収があまり良いものではないので、鉄の吸収を妨げるものの摂取にも気を付けたいところです。

鉄の吸収を妨げる代表的な成分として「タンニン」が挙げられます。

タンニンと言えばお茶類やコーヒー等に入っている成分で、鉄欠乏性貧血で食事に気を付けている方は注意が必要です。

といっても私自身もコーヒーをたくさん飲むので辛いところ。

ただ、鉄分摂取してから数時間経ってからなら飲んでも大丈夫、的な話もあるのでとりあえずは飲みすぎないように注意しましょう。

また、お茶の中でも麦茶は大丈夫とのことでしたので、どうしてもお茶系が良い、という方はミネラルも摂れるし、麦茶にしましょう。

と、いうことで私自身、ここ数週間は貧血に悩まされながら過ごしました。

当院では筋・骨格・神経系の再発予防を謳っていますが、目がぐるぐる回り始めたらもうどうしようもないので、内科的な予防も大切だと改めて実感しました。

健診に、行こう(笑。