サイクリングで膝が痛い

宇都宮市JR岡本駅東口より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

宇都宮は自転車の街。

当院はプロサイクルロードレースチームのコンディショニングを担当している関係もあり、一般のサイクリストの方の身体のトラブルに関する相談を受けることも少なくありません。

今回はサイクリングで膝を痛めた方の症例。

サイクリングはスポーツであり、トレーニングです。

「鍛える前に整える」「整えてから鍛える」

この言葉を知っておくとトラブルを少なく楽しめるはずです。

ペダルを踏み込むと痛い

     ヒューマンアナトミーアトラスより引用

主訴はトルクをかけてペダルを踏み込んだ時に膝蓋骨(お皿)の上下に痛みを感じるというもの。画像(左)の紫の部分に痛み。

ランナーズニーやジャンパーズニーと言われるものも似たような場所に痛みが出やすいです。

ロードバイク購入時にポジションのフィッティングは受けており、ダンシング(立ち漕ぎ)は苦手という訴えはあるものの、感想としてはポジションの問題ではなさそうな印象。

動作確認をしてみたところ、殿筋を使って踏み込む感覚が弱く、大腿四頭筋をメインにペダリングをしている可能性が考えられました。

殿筋を使ったペダリングができないのは、単純に殿筋に筋力が足りていないのか、それともフィードフォワード的な理由で殿筋を上手に使えていないのか等が考えられますが、今回は両方とも考えられました。

治療とトレーニング

治療としては緊張の強い大腿四頭筋への施術と患部への炎症を抑えるための物理療法をメインにおこないました。

柔軟性は十分な可動を有していたため、トレーニングは殿筋の強化と、殿筋を使うための体幹からの連動性に着目したトレーニングを処方しました。

患部の痛み自体は2回の治療である程度治まり、2時間半程度のサイクリングであれば痛みがなく終えられるところまで行きましたが、サイクリング後の大腿四頭筋自体の緊張がまだ見られたため、殿筋の稼働はまだ課題が残る状態でした。

トレーニングでも2回目のセッション終了後くらいから殿筋を使っている感じが出てきていると評価をいただき、以降、サイクリング後の筋肉疲労は殿筋に感じるようになってきました。

結果としてサイクリング後の大腿四頭筋の緊張も落ち着いてきて、痛みの再発が十分に抑えられるところまで来て、連日のサイクリングにも耐えられる状態に改善していきました。ケガする前よりも強い体に変わってきました。

今後はサイクリングの距離を伸ばしていって、目標としている大会に向けて徐々に負荷を上げていきたいところです。

ケガの種類によってはトレーニングは必須

突き指をしてしまったり、足首を捻ってしまった場合などのケガ(外傷)の場合は患部の治療だけで十分な場合もありますが、今回のケースのように繰り返しの刺激により痛みが出てきたり、使いすぎて痛みが出てしまったケガ(障害)の場合には治療だけでは十分でなく、しっかりリハビリやトレーニングまで行っておく必要があります。

繰り返しの刺激が起こってしまう理由の多くは、他の場所からの影響を受けていることが少なくないからです。
(今回の例では殿筋がさぼってしまっていて、大腿四頭筋が頑張りすぎて結果として腱の部分に負担がかかって炎症が起きている)

痛みは結果であって、原因は他のところにあることも知っておきたいところです。

治療は痛みの結果に対してのアプローチであって、原因へのアプローチはリハビリやトレーニングが必須です。

当院では、痛みに対してのアプローチだけでなく、痛みの原因へのアプローチ(リハビリやトレーニング)までをマンツーマンで一括して行っております。

病院や他の治療院では、その日その日で担当してくれる先生が違うケースも少なくないようですが、初診から完治までマンツーマンで対応させていただきますので、その辺の不満をお持ちの方も納得していただけると思います。

膝の調子が悪い日が続いているようでしたら、一度当院にご相談ください。

また、『まだ痛くないけど、整えてから鍛えたい』方ももちろん対応可能です。ぜひご相談ください。

令和4年9月&10月に膝の痛みを抱えている方限定

《初回割引ご利用の際の注意点》
・根本改善治療をご希望の場合、当院で処方しているリハビリ・トレーニングは根本改善を目指しており、1回のセッションで終了することが不可能なため複数回通院していただくことが前提となります。予めご了承ください。
・初回の検査、施術、トレーニング終了後2回目の来院予約をお取りいただきます。
・根本改善のためのリハビリ、トレーニング内容はご自宅でも実践いただけるよう、希望者の方には動画配信をおこなっておりますのでご安心ください。
・問診、検査の結果によっては、医学的観点から治療院でなく、まずは病院での治療が必要な場合がございます。その際にはしっかりアドバイスさせていただきますので、まずはご相談ください。
・お問い合わせは、お電話または当HP内のお問い合わせフォームからご連絡ください。