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可動域向上・動作改善・強化による根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
今回は、腰痛の方が病院で言われた通りに腹筋・背筋を鍛えたけど改善しなかった、というか悪化したというケースについてご紹介します。
腹筋・背筋が弱いから腰痛になると思い込んでいる方にまず取り組んでいただきたいことがあります。
まずは「必要な可動域の獲得」です。
筋肉をつけるのはそれより後の話。
可動域が十分でないのに先に筋肉をつけてしまえば悪化のリスクもあるということを知っていただきたいところです。
根本改善の基本は「モビリティーファースト」
冒頭でもお話しした通り、「筋肉がないから腰痛になる」と言われたことがある方も少なくないと思います。
もちろん、腰痛を改善させるために筋力をつけることも大切です。
ただ、順序として筋力をつけるのは最初におこなうことではありません。
繰り返す腰痛の場合には、ほとんどの場合で動作不良が見つかりますし、いわゆるぎっくり腰のような急性腰痛であっても動作不良がある状況で動けばそれだけ負担がかかることは想像に難しくないのではないでしょうか。
動作不良の原因として筋肉・筋膜の柔軟性低下や関節可動域の低下、運動制御の問題などが挙げられます。
この中で最初に改善しておくべきなのが、筋筋膜や関節が柔軟に動くような状態にすること。
これらが欠如すれば、効率の良い身体に無駄な負担のかからない動作をすることは不可能と言われています。
単純に「身体が硬いとケガをする」と表現されることもありますが、そういった根拠から可動性(モビリティ)が重要で、まず最初に改善させていくべき項目になります。
当院のパーソナルトレーニングで、いきなり筋トレをすることはありません
動作に問題がある場合(ほとんどの場合)、まずは可動性の向上から取り掛かります。
可動性がある動作不良の場合(柔軟性が高いのに動作不良が見られる場合)は運動制御の問題がありますので、その場合のトレーニングもいきなりウエイトを持って筋力をつける、ということはしません。
自分の身体を自由に操れない状況でウエイト(重り)を持って筋トレをしても、ケガの予防やパフォーマンスアップにならないだけではなく、動きに問題があるのに筋力だけ上げてしまうと、自分のキャパシティーを超えたパワーで動くことになりますので、結果としてケガに繋がります。
例を挙げると、60°しか動かせない拘縮の起きた(柔軟性の低下した)関節があったとして、モリモリ筋肉をつけて筋力のみで90°動かせてしまうと、その関節はいつか壊れてしまいます。
また、パフォーマンスの面でも本来90°動く関節の運動を伴うトレーニングで60°の可動域だけでトレーニングしていれば、90°の可動域を十分に使ってトレーニングをした時よりも、単純に30°分のパワーが発揮できないことにも繋がります(※ざっくり例えています)。
そういった理由から、当院ではいきなりウエイトを使ったトレーニングを処方することはありません。
何のために筋肉をつけるのか、目的意識をしっかりと
見た目にこだわる・綺麗に見せたい、などといった目的で筋肉をつけるのであれば、そこまで気にせずトレーニングしても良いかもしれません。
ただ、見た目を良くするためであったとしても動作不良がある状況でトレーニングを続けていくと、どこかを痛めたり、左右均等に筋肉がつかなかったりすることも考えられます。
そうなってしまうと本末転倒なところもありますので、見た目にこだわる方も機能的な動作にはこだわった方が良いです。
もちろん、ケガの治療や再発予防、パフォーマンスアップのためにトレーニングするのなら機能的な動作にこだわるべきです。
当院のパーソナルトレーニングは機能的な動き・身体を獲得するために提供しているサービスです。
本当の根本改善を目指すなら、当院に一度ご相談ください。