腰の「痛み」にばかり注目していませんか?

宇都宮市JR岡本駅より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレス。

突然ですが、患者さんにとって当院で施術を受けること・病院で注射をしてもらうことにはそれぞれメリット・デメリットがあるかもしれません。

ただ、当院で言いたいのは「痛み」にばかり注目すると「原因」に対する意識が疎かになり結果的なデメリットもあるかもしれないです、ということ。

今回は、その辺りの内容を。

まず、健康保険の制度上、同じ症状で病院と接骨院・整骨院の両方に通院することはできません。

ただし、これは健康保険を使っている場合のことで、当院は完全自費治療のため病院との併診は可能です。

また、当院では患者さんにとって必要となれば医療機関への紹介を積極的に行っています。

当院で施術を受けるメリット・デメリット

自分の治療院のデメリットを挙げるのは異例かもしれませんが、個人的にそういったことを含めて来院される方には公開すべきと考えています。

まず、当院の施術とトレーニングの目的はあくまで「症状が出る前より強い身体に変える」ことで、施術による痛みのコントロールは最大限おこないますが、ブロック注射ほどの即効性は求めておらず、「瞬間最大風速的に痛みを止めたい」という方には向いていないかもしれません。

当院には重症腰痛の方も多く来院されますが、仕事や日常生活に支障があるレベルであれば痛みのコントロールをしてもらうために病院で注射をしてもらうように勧める場合もあります(※注射に対してネガティブな感情を持っている方には無理には勧めません)。

これには理由があり、病院が手術や注射を使って痛みを止めてくれ、当院が動作改善によるアプローチから介入するように、結果的に、どちらか一方で対応するよりも、それぞれ得意分野を活かした方が患者さんにとっては有意義と考えているからです。

そういった背景もあり、患者さんの要望や生活スタイル(仕事が休めない等)によっては、当院に来院された場合でも病院との併診を勧めるケースももちろんあります。

要約すると以下の通り。

【メリット】 症状の根本改善を目指すため、長い目で見て良い結果が得られる

【デメリット】 瞬間最大風速的に痛みを止めてほしい方には向かない
(ただし、病院との併診は積極的に勧めています)

痛み止めの注射を打つのはどう?

私自身、それほど薬を飲んだりするタイプではないのですが、ドップリ東洋医学でもアンチ西洋医学でもないので、基本的には必要な時に必要な方法を選択するという考えを持っています。

実際、治療院にいらっしゃる患者さんは薬剤に対するネガティブな感情をお持ちの方も比較的多いのかな?と感じています。

たしかに、ブロック注射などはそれほど頻繁に行える方法でもないことを考えると負担はかかるのかもしれませんが、いろいろな話を聞く限り、最近は昔よりも分量等を上手にコントロールされている先生が多いと感じているのも事実です。

私は医師ではないのでそれ以上のことは言えませんが、患者さんの生活スタイルによっては必要に応じて利用するのが良いのでは?と考えています。

ただし、痛みが止まったことだけに満足せず、「なぜ痛くなったのか?」を考えてみることも大切です。

最後に

注意しなければならないのは、「痛み」ばかりに注目すると「痛みの原因」に対する意識が疎かになるため、多くの場合、痛みが治まったことにだけ満足し、結果的に良くなったり悪くなったりを繰り返すことになりかねません。

ですので、「とりあえず今ある痛みが止まりさえすればよい」と考える方は当院や他の接骨院などには行かず、病院で注射や痛み止めを処方していただいた方が良いでしょう。

長い目で見た時に「痛くなるたびに治療する」のか、それとも「痛くなる頻度を最小限にとどめることで痛みで生活に支障が出ている時間を有効に使い生産性を上げる」のかは、それぞれの価値観があると思いますが、当院では後者の考えをお持ちの方に向けたサービスを提供させていただいております。

あなたは、今の痛みが一時的に止まるだけで満足ですか?痛くなるたびに注射を打ちますか?果ては取り返しがつかなくなって手術を受けますか?