当院は基本的に保険を使わない施術をしている接骨院です

宇都宮市JR岡本駅近くで根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。症状の緩和はもちろん、可動域向上・強化・動作改善により「症状が出る前より強い身体」を作ることを目指します。

接骨院整骨院ができること

当院は柔道整復師免許があるので「接骨院」の看板も掲げています。

一般的な接骨院整骨院では健康保険を使って施術をすることが多いと思います。

斯く言う私も以前は健康保険を使った施術をメインに提供していました。

現在は急性のケガ以外はすべて自費施術でみさせていただいています。

そんな当院に他から転院して来られる方で「あそこの接骨院、電気かけて湿布貼って終わりだから」なんて不満を言われる方もいらっしゃることもありますが、私は電気かけて湿布貼るだけの接骨院整骨院を批判するつもりも毛頭ありません。

あまり知られていないことですが、実際のところ接骨院整骨院で健康保険を使ってできる施術内容は決まっているのでその通りにやれば「そんなもん」です。仕方ないことです。ちなみにマッサージもしてくれるところはサービスでやっているか別料金でいただいているところがほとんどだと思います(マッサージの免許がどうこうは揚げ足取りになるので割愛します)。

実際に電気かけて湿布貼って治れば誰も不満は言わないのでしょうけど、ほとんどそれではよくならないので(よくなるくらいなら施術はいらないと個人的には思います)不満になるのだと思います。

接骨院整骨院での保険適応とは

ちなみに現在、全国に接骨院の数は45,000件くらいあると言われています(コンビニは50,000件)。

接骨院整骨院で健康保険が使えるのは急性と亜急性のケガです。

簡単に言ってしまえば…

【急性のケガ】

1回の外力で損傷が起きたもの。分かりやすい例がつまづいて足首ひねった、自転車で落車してケガした、みたいなもの。

【亜急性のケガ】

いわゆる使いすぎて損傷が起きたもの。当院ではもともと腰痛持ちの方がぎっくり腰になるのも亜急性の損傷だと考えています。(※『亜急性』に関しては各方面からツッコミが入ってきているので「今後、亜急性では保険が使えなくなる」とまでは言いませんが先行き不透明です)

です。

当院は根本改善が必要な方をターゲットとした自費施術がメインの治療院ですが、急性のケガの場合のみ健康保険を使う場合があります。※現在、亜急性のケガで保険を使うのはお断りしています(理由は後述します)

個人的な推測ですが、一般的な接骨院に通う方の6~7割くらいは亜急性なんじゃないかと思います。余談ですが「1回で治っちゃう」ゴッドハンドな先生もいらっしゃいますが、急性にしろ亜急性にしろ医学的に考えてケガ(損傷)が1回で治りますか?と思ってしまうのは私だけはでないと思います(これ言ってしまうと、そう言う先生には叩かれるけど)。

当院が自費施術をメインとしている理由

当院で亜急性のケガに対して保険を使わないで施術をする理由になりますが、15年治療家をやっている結論として『亜急性のケガは保険施術の内容では根本的には治らない』と考えています(←気づくのが遅い…)。

前述したとおり健康保険では出来る施術内容が決まっていることによって、出来る内容だけで施術しても亜急性のケガの根本改善には至らないからです。

保険の内容でできることは患部の痛みをコントロールする事だけだと思っています。

多くの急性外傷の場合には根本改善どうこうは関係ないので痛みをコントロールして自然治癒力(患者さんの体自身が治そうとする力)を引き出してあげれば自然とよくなっていきます。

亜急性のケガの場合には痛みの原因が他にある事が多いので、患部の痛みをコントロールしても一時的でまた痛くなって来院されるケースが多くみられます。

「治ったと思ったのにまた痛くなってる…」「もっと違うアプローチをした方が良いのではないか…?」「俺、治せてないな…」かねてからそんな風に悩んでいました。そんなこともあり『根本的に改善させるためにはどうしたら良いか?』ということばかり考えて勉強しに出かけています。

当院の施術はベッドの上だけで終わりません

当院では痛くなった「結果」をよくするだけでなく「原因」からよくします。それが『根本改善』への道だと考えています。

どちらかというと「筋肉痛だから揉んでもらおう」「疲れたからマッサージをしてもらおう」という方にはミスマッチな治療院かもしれません。

当院の施術はベッドの上だけで終わることはありません。ほぼすべてのケースで治療だけでなくトレーニングをしていただきます(もちろん最初は軽いトレーニングです)。

その辺りについては、はじめての際に施術方針をお伝えし賛同いただけない場合には施術させていただかない場合もあります。

おそらく他の接骨院と比べると違うアプローチをしています。何も知らずに来られる方は戸惑うかもしれません。

ただ私としてはシンプルに「悩みの深い人を本気でなんとかしたい」そんな気持ちで施術させていただいています。

「なにか変えたい、変わりたい」「今の症状、なんとかしたい」そんな方の力になれるかもしれませんので、そのような方はぜひご相談ください。

 

 


勉強に行った先で知り合った理学療法士の先生に「柔道整復師って勉強しないよね~笑」と言われたのを今も忘れることはありません(良い意味で)。たしかに国家試験レベルの知識としては鍼灸師・柔道整復師の方が劣っているのは事実ですが免許を取ってからが勝負だと思っています。実際に都心部で活躍している頭のキレる理学療法士の先生方は病院勤務を辞めて独立開業する時代になってきています。接骨院同士の過当競争ばかりに目を向けていると大変なことになります。そもそも業界として「勉強しない奴らだ」と思われているのは憂慮されるべきことだと思いますので私は負けずに勉強していきたいと思いますし、同業の先生方にはそろそろヤバいよ?とお伝えしておきたいと思います。私自身、もう勉強する気持ちがなくなったらきっぱりと引退するつもりです。と、話がそれたところで今日は終わり。