原因が分かるFMSセミナー②

【前列左のnikeバカがスズキです】

宇都宮市JR岡本駅近くで根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。症状の緩和はもちろん、可動域向上・強化・動作改善により「症状が出る前より強い身体」を作ることを目指します。

 

①はコチラ⇒http://utsunomiya-tres.com/2017/05/22/fms%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E2%91%A0/

 

ケガの既往がある場合、かならずそれに関連する代償動作をすることになります。(わかりやすく言うと「ケガした場所をかばう」「ケガする前とは違う動作をする」ということ)

代償動作がある時点で「ケガする前の状態」ではないわけですので、そういった場合には以前のパフォーマンスを発揮することができませんし、今後トレーニングを積んで行っても効率良く競技力を向上させることは難しいでしょう。そして、一番注意が必要な「再負傷のリスク」を増やしてしまうことになります。(繰り返す腰痛なども同じことが言えます)

この代償動作ですが、自分の意志とは無意識の動作のため、「自分ではちゃんと動かせている」と勘違いしてしまっていることがほとんどです。

FMSの理論を使うことで自分で無意識に行っている代償動作や、うまく動かせなくなってしまっていることを発見することができます。

FMSという理論を使うことで

①再受傷リスクがあるかどうか特定できる

②左右非対称性があるかを判別

③受傷後の回復における適切なプログレッションとなる

といったものが可能となります。

実際にはケガをした「部位」をみるのではなく「動作」をみてスコア化し、数値化していきます。

たとえば…足首を捻挫しました。

捻挫した足首は医学的な検査をすれば「足首自体の全治」は分かります。

そこから先の競技復帰に向けてはケガした場所が回復したからといって競技に復帰させるのは先々のことを考えるととても危険な行為です。(再負傷や代償動作による別部位の負傷などのリスク増)

先にお話した通り、ケガをすれば代償動作が起こります。代償動作は再受傷リスクを高めたり、左右非対称性が出現します。そうなると回復における適切なプログレッションではなくなる、ということになります。

と、ここまでケガの既往がある場合の話でしたが。

これから運動しようとしている方、ダイエットするのに運動しなければならない方には知っておいた方が良い事実があります。

自分が健康であると思っていても、何も介入せずに(動作改善プログラム等)運動をした場合、どこかしら痛める傾向があります。

『72%の人がクロスフィットトレーニング中に傷害を受傷』 Hak PTm et al. J Strength Cond Res. 2013

『457人中190人は12か月以内に傷害を受傷』 Lubetzky-Vinai A,et al. Scand J Med Sci Sports.2009

などといった情報もあります。

そういったことを考えると、運動する前にやる事があるということです。

まずは自分はケガをするリスクを持っているのか?運動する前になにをするべきか?

それをFMSという理論を使って知っておく必要があります。

ケガをすれば、ケガ自体は治っても悪い意味で動作が変わります。

日常生活でも偏った動作はうまれます。

再発防止と、そもそものケガの発生リスクを知っておけば、後で痛い思いをしなくて済みます。

それを知るためのツールが当院にはあります。

『ケガは治ったけど、いまいちパフォーマンスが上がらない』

『同じ場所がいつも痛くなる(繰り返す腰痛など)』

『これから運動したいのだけど、ケガが怖い』

そんな場合にはぜひご相談いただければと思います。

これまで学んできたSFMAおよびFMSにつきまして、今後、当院できちんとしたサービスとして提供できるように環境を整備してまいります。

ご期待ください。