宇都宮市JR岡本駅から徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
先日、2回目となるISRセミナーに参加してきました。
2回目となる今回は、1回目の内容をきちんと復習したうえで参加。というか復習しないとついていけない、大変なものに手を付けてしまいました(苦笑。
実技、実技、&実技
先生がマイクを持って早々、説明はそこそこに息を付く間もなく実技スタート。
5時起きで渋谷にやってきた地方出身者にはきついのであります(笑。
とにかく触って覚える。
学生時代に受講していた「筋触察」のセミナーを思い出し、初心に帰ることができます。
施術の仕方もマッサージとは全く違い、あん摩マッサージ指圧師免許を持っている身からしても、本当の筋膜・組織間リリースはマッサージではない「別物」だと感じています。
マッサージで行うリリースは「緩める」感じで、ISRとして行うリリースは「はがす、ちぎる」といった印象。
両方できることで筋肉の滑走は、より滑らかに起こるはずです(滑らかに滑走することが筋収縮にとって良い)。
マッサージやフォームローラーでは筋膜のリリースにはならない?
このことは有識者のなかでは言われていることですが、最近、巷に出回っているフォームローラーなどの「いわゆる筋膜リリースグッズ」では筋膜はリリースされない、と。
マッサージやフォームローラーなどで起こるのは、あくまで筋肉のトーン(緊張)が変わるかどうかの話で、本当に「いわゆる筋膜」をリリースしたいなら別な方法が必要です。
もっと言えば、国家資格である「あん摩マッサージ指圧師免許」を持っているからといって筋膜リリースができるわけでもありません。
今回、私が勉強しているISRという方法を使うか、フォームローラーのなかでも振動を与えるもの(ドクターエアなど)でグリグリせず目的の場所に振動を与えると、同様の反応が起こるようです。
「筋膜リリースしてほしい」と思っているアナタが、もし、「筋肉の緊張を取りたい」のであればマッサージやフォームローラーを利用し、「筋肉の滑走性を良くしたい」というのであればISRという施術を受けるか、ドクターエアのようなフォームローラーを利用するというのが現状では正しいとされています。
ご自身の目的に応じて利用していただければ、と思います。
まだまだ続く筋膜の勉強
今回のISRセミナーはあくまで初級のような立ち位置で、全3回の講習を通しても完璧にマスターしました、ということにはなりません。
今後も研鑽を積み、少しでも筋膜についての正しい知識を取り込んできたいと思います。
次回は21日。頑張って習得してきます。