当院で腰痛患者に対して呼吸トレーニングを採用している理由

宇都宮市JR岡本駅東口より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

当院では、腰回りのトラブルで来院される方も多いのですが、まず呼吸パターンのチェックも初診時の検査に入れています。

その理由の一つに関して書かれている文献がコチラ↓

Diaphragm Function in Elite Weightlifters With and Without Chronic Low Back Pain and its Impacts on Sports Performance

文献では重量挙げの選手を対象に調べたものですが、一般の腰痛患者さんでも物を持ち上げたり、前かがみになったりすることが多くあるため参考になる内容です。

腰痛を抱えた重量挙げ選手では、

・横隔膜の厚みが低下

・横隔膜の収縮力が低下し吸気時の偏位低下

がみられるとのことで、最後に「横隔膜の強化をトレーニングとリハビリテーションに取り入れることで、パフォーマンスが向上し、腰痛の管理に役立つ可能性がある」と結んでいます。

一昔前は「腰が痛くなったら腹筋と背筋」と言われたものですが、それだけで改善しない場合には呼吸機能へのアプローチも必要になってきます。

慢性的に腰が痛い方は、まずは難しく考えずに深呼吸から始めてみても良いかもしれません。