【画像は腰を痛める持ち上げ方】
宇都宮市JR岡本駅東口より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とアスレチックリハビリテーション・パーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
本日は「ぎっくり腰」のお話です。今回は論文ベースの話ではないので参考までに。
春先に増える?ぎっくり腰
最近、ぎっくり腰の疑いで来院される方が増えています。
私が学生の頃の教科書にも「春先と秋口にぎっくり腰が増える」といった文言が書いてあったのを今でも覚えています。
理由は書いていなかった(or覚えていない)のですが、想像するに暖かくなってきて活動量が増えてくることや、暑さと寒さが極端に表れる時期で体にストレスがかかっているからではないか?と考えています。(この時期、自律神経の訴えがある方も増える傾向)
対策としては、日常生活動作で気を付けることぐらいしかないのですが、筋肉の張りや疲労には注意を払っておきたいところです。
リアルなぎっくり腰の治り方・通院の仕方
痛くて動けない、夜ズキズキ痛くて眠れない等、本当のぎっくり腰は治るのに10日~2週間程度かかることが多いです。
ぎっくり腰になってしまった方の当院でオススメしている通院の仕方を例に挙げます。
1⃣ぎっくり腰をやってしまったら、早めに一度来院して、処置を受けて自宅での生活の仕方等のアドバイスを受ける。
2⃣1週間ほど経過したところで再度施術を受ける。
3⃣10日~2週間後に不安が残っていれば、もう一度施術を受け、最終チェックしてもらう。
以上、2~3回ほど治療を受けてもらえると良いかと考えています。
ネット等で「1発で治します」みたいな広告を見かけたことがある方もいると思いますが、1発で治るのは、
①そもそもぎっくり腰でなかった(単なる筋肉痛や筋肉の過度な緊張などで神経が過敏になっているだけの場合など)
②治りかけのちょうど良いタイミングで治療しただけ(受傷1週間くらい経ってから治療を受けたときなど)
のどちらかであることが多いです。
SNS界隈では通称「一発で治すマン」が多数存在していますが、ぎっくり腰に限らず捻挫や肉離れもそうですが、そもそも組織の損傷が1度治療を受けたくらいで治ることは絶対にありません。絶対にです。
私自身も若かりし頃に「一発で治したった!」と誤った自信を付けていたことがありますが、勉強を重ねキャリアを積んできた今あらためて考えると、上記の①か②だっただけだな…。と恥ずかしく思います。
ちなみに、痛すぎて通院できない場合や忙しくて通院できない方は、数日安静にしてまだ痛みが残っていれば1週間後くらいにそれなりに経験のある先生に治療をしてもらうと改善することが多いと思いますので、2⃣からスタートするのも良いかもしれません。
現在当院では、リアルなぎっくり腰で来院された方に対しては、上記のような2~3回通院する必要性をあらかじめ伝えて納得していただいたうえで施術をするようにしています。(ぎっくり腰でなく筋肉痛程度であれば、すぐ良くなりますよ、と伝えますが)
また、年に数回など繰り返しぎっくり腰をしてしまう方もいますが、そういった方は動かし方に問題があったり、筋力的に無理があったりすることも多く、動作改善や強化をしていく必要があることも伝えています。
まとめ
・本当のぎっくり腰は良くなるまでに10~2週間かかります。
・一発で治ったのは、そもそもぎっくり腰でなかったか、治りかけのちょうど良いタイミングで治療を受けられたかのどちらか。
・繰り返すぎっくり腰の場合は、動作改善や強化が必要になってくる場合も。
十分に気を付けて過ごしていただき、それでもやってしまった場合には当院にご相談ください。
