宇都宮市JR岡本駅より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
先月になりますが、東京・赤坂にて開催されたベアフットリハビリスペシャリストセミナーに参加してきました。
そして試験に無事合格して「ベアフットリハビリスペシャリスト」に認定されました。
以前から足病学について勉強していましたが、個人的には3回目となるベアフット系のセミナーに参加してきました。
皆さんが二足歩行をしている限り、地面との唯一の接点である「足」。
その足部の機能を整えることは、体幹トレーニングをすることと同じくらい大切なことです。
「足部」は身体の土台
なんとなく想像は付くと思いますが、身体の土台である足部に問題があるといろいろな障害のリスクを抱えることに繋がります。
また、足部の安定性が悪いと地面からの反力の伝達も上手くいかないだけでなく、体幹部の力も十分に発揮できなくなります。
せっかく辛い思いをして獲得した体幹力も足部の機能低下のために上手く使えないなんて、やるせないですよね?
過去に2回ほどベアフット系のセミナーに参加していたので、内容としては復習7割・アップデート3割くらいのものでしたが、改めて足部の重要性を再認識することができました。
一般の方に分かりやすく大雑把に表現するなら、「足の状態が良ければ力が入りやすくなる」ということでしょうか。
力が入りやすい状態であれば、動作を起こす際に無駄な力が必要なくなりケガのリスクも軽減しますし、パフォーマンスアップにもつながります。
そんな重要部位である「足部」の機能をきちんと評価し、問題があればどんなアプローチをするのか?を学んできました。
足部の安定性を獲得する
偏平足でお悩みの方も少なくないと思いますが、あなたの足はどうですか?
足部の骨の配列・位置関係は良好な「見せかけの偏平足」の場合もありますので、我々専門家に評価させていただければと思います。
足部の安定性を獲得する上で「足関節(足首)の可動性」も評価対象になってきますので、足首が硬いという方は足部の機能が十分に発揮できていない可能性もありますのでご相談ください。
また、足部の機能を獲得する上で足裏の「固有感覚受容器の活性化」も重要になってきます。
こちらに関しては必要なトレーニングもありますが、基本的なところで家の中など靴を履かないで良い場所では裸足で生活して足裏への刺激を与えるのがよいでしょう。
その他、固有感覚とともに重要なのが「足部内在筋」。
外反母趾など足部のリハビリとして有名なタオルギャザーは内在筋のトレーニングにはならないので、別な方法でトレーニングする必要があります。(文章で説明するのが難しいので実際に教わりにいらしてください)
歩くことが最も機能的な運動
日常で行っている最も機能的な運動である歩行をみることで、その方のさまざまな問題を探ることができます。
どんなにゴリゴリに鍛えている人であっても歩行時に問題があれば、せっかく鍛えた筋力も効率よく使うことができていない可能性が見えてきたり、故障リスクも見つかることもあります。
そういった意味で歩行評価はとても有効なアセスメントです。
現状、当院のキャパでは歩行評価までは出来ないのですが、近い将来、せっかく勉強してきた歩行評価もできるように準備したいと考えています。
そして、ご自身の脚でしっかり歩くことで将来的な健康寿命が延びればとも考えています。
当院は介護の分野に力を入れているわけではありませんが、まずは「しっかりした足で歩くこと」から取り組んでいくのが最も効果的なのではないか?と考えています。
昨今の日本では高齢化社会で介護予防がどうこう言われていますが、若い方も今のうちからちゃんと歩ける状況は作っておきたいものですね。
壁がいっぱいになる前にTMとPPが置けるようにトレスのキャパを広げたい。