宇都宮市JR岡本駅より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
当院に来院される方のなかにも「前に身体がゆがんでいると言われたことがある」と仰る方も少なくありません。
この「ゆがみ」って本当に治るの?治すべきなの?というところの議論は絶えません。
当院のスタンスとしては「病的なレベルでなければ考慮しない」「それをどうこうするよりも大事なことがある」という考えで改善までの計画を立てています。
そもそも人間の体は左右対称ではありません。どうしたってゆがむのです。
最近のコンディショニングでは別の角度からみていく考え方も増えてきています。
人間の体は左右非対称
先日公開されたこちらの記事にも似たような事が書かれています。http://number.bunshun.jp/articles/-/829417
解剖学を学んだことがある方でしたらご存知の通り、人間の内臓は左右対称に配置されていません。
(イメージしにくい方は「人体解剖 内臓」と検索していただくとグロイものからイラストまでいろいろ出てきますよ)
記事にもあるように左右で配置も重量も違いますので、どうしても「使いやすい場所・使いにくい場所」というものが出てきてしまいます。
結果として使いやすい場所は酷使され、使いにくい場所は上手く力を発揮できずに動きの左右差であったり、ゆがみが発生することも考えられます。
ですので、「基本的に体はゆがむ。だって人間だもの。」と思っておいた方が良いかもしれません。
ゆがみを治すには?
先に述べたとおり、人間の体はゆがむものですので、単に外的にゆがみを矯正したとしても一時的なもので、根本的な問題である「使いやすい場所が酷使され、使いにくい場所は上手く力を発揮できていない」という状況に変化はもたらしません。
治療院等で「リスクを負って」ボキボキ矯正されても数日すると戻ってしまうのは、そういった側面があるのです。
では、どうすれば良いのか?
ポイントは「抑制」と「促通」ということです。
記事にも書いてあるように、酷使している場所を抑制して、使いにくい場所を促通(活性化)してあげればいいわけです。
誰しもゆがんでいることは前提として、例えば「右側は前にも後ろにも動かせる」けど、「左側が後ろにゆがんでいて後ろには動かせるけど前には動かせない」のであれば、左側を前にも動かせるように促通してあげればよいのです(前に動かせない原因の抑制ももちろん必要)。
まずは呼吸から
記事の中で紹介されているPRIという理論は私自身も2回ほど研修に参加しましたが、すごく呼吸を重視します。
理論のなかでは「横隔膜」にもフォーカスしていますが、横隔膜と言えば呼吸を司る重要な筋肉です。
エクササイズ中におこなう呼吸も重要です。昔ながらのなんとなく「筋トレで力を入れる時に息を吐く」という単純なものでもありません。
そして、しっかりとした呼吸ができることで身体の中では様々な反応が起こって促通(活性)や抑制が起こります。
当院にお越しの患者さんで呼吸に問題がある場合はもちろんそこからアプローチしますが、まずはアナタも意識的に「深く長い」呼吸をすることから始めてみても良いかもしれません。
アナタがお母さんのお腹から出てきて一番最初にしたことは何ですか?