宇都宮市JR岡本駅近くで根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。症状の緩和はもちろん、可動域向上・強化・動作改善により「症状が出る前より強い身体」を作ることを目指します。
今回は骨盤矯正の症例報告です
当院では一切、ボキボキ矯正したりはしません。
筋肉のテンションを利用して矯正し、その状態をキープできるようなトレーニングを行うことを主としています。
もちろん、自宅でのエクササイズも必須です。
主訴:骨盤が開いた感じがする
・20代女性 事務職(育休中) 産後6か月経過
・病院でもらった骨盤ベルトをしているものの、妊娠前より骨盤が開いた感じがして下腹部が出ているとの訴え。
・右仙腸関節部が不安定で右足での片脚立位で動揺性を呈する。(ふらつく)
・長時間の抱っこがつらい。腰が痛くなる。
・お腹を締めたい。(ボディメイク的な要望)
当院での見立て
・産後の骨盤矯正の場合には原因を深追いせずに、骨盤の安定とその安定を担う筋肉の活性化、運動連鎖の再構築(出産により動作不全が出た場合のみ)をおこないます。
・今回のケースでは右側の不安定性により右足への荷重ができない状態であった為、不安定性の改善をしてから右足へ荷重できるようなエクササイズを処方しました。
・骨盤を安定させる目的でトレーニングするのは体幹部の内在筋です。強い力を発揮する外側の筋群を使った際に骨盤が安定するために運動連鎖を考慮しながら内在筋を活性化させます(きちんと使えるようにします)。
経過
今回の症例では骨盤が安定し、右足での片脚立位が安定するまでに3週間かけて集中的に5回ほど来院していただきました。
ただし、長時間の抱っこでの腰痛を改善させるためには「強化」段階が必要なため、今後は処方するエクササイズを段階的に高負荷に変えていくため3週間に1回のペースで継続して来院していただく予定です。
経過良好で長時間の抱っこも可能になるようであれば、その後は月1程度のメンテナンスで十分だと考えています(さらにお腹を締めたいのであれば、また要相談です)。
最後に
当院では骨盤矯正につきましては、産後の場合には出血が治まり普通に日常生活が送れるようになってから、を目安にしています。多くの場合、おおよそ産後1か月以上経過してからになると思います。
この時期にきちんと整えておくことで将来的な問題(体形の崩れや尿漏れ等)の対策にもなりますので、気になる方はご相談ください。
なお、産後関係なく骨盤矯正をご希望の場合や骨盤周辺のボディメイク(ポッコリお腹の解消)をご希望の場合でもお気軽にご相談ください。トレスでは、某ダイエットジムには真似できない、医学的にみて機能的な引き締まったお腹を作ります。