宇都宮市JR岡本駅近くで根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
今回も前回に引き続き10代のスポーツをしている子に多くみられる腰椎の分離症・すべり症のお話。
分離症・すべり症のリスクと当院で実際に行ったアプローチ方法についてまとめてみます。
病院で言われた腹筋・背筋をつける前の段階でやっておきたいこと
単純に「身体が硬い」というだけでケガをしやすくなる、ということはアナタもイメージしやすいのではないでしょうか?
スポーツ動作においても、十分な可動域を持っていなければよいパフォーマンスは発揮できませんし、それどころかケガのリスクも上がってしまいます。
身体の状態を整えるうえで「モビリティファースト」という考え方があります。
筋力がなかったり動作不良があったとしても、可動域の問題がある場合には、まずはそちらから対処するというものです。
当院の3つの施術方針で「可動域向上」を一番先に持ってきているのはそのためであったりします。
※ただし、場合によっては「動かない方が(硬い方が)感覚が良い」と言う選手もいますので、その辺りはパーソナルに考えて対処すべきです。
動かしたい方向の反対側の柔軟性は必要
動作や競技によって、どこの可動域が必要かは変わってきます。
例えば、上体を反らさなければならないなら、身体の前側が十分に伸張する必要があります。
前側の伸張が悪ければ、その分の反らしにくくなるため後側の筋肉が頑張って反ろうとします。
そして後ろ側の筋肉も緊張していき、結果的に腰であれば腰椎に負担がかかる恐れもあります。
逆に前かがみする場合には後ろ側の筋肉が十分に伸張しなければ前かがみしにくくなります。
それらの問題をクリアにしてから筋力をつけて強化していく方が後々良い結果が表れてくるでしょう。
当院の可動域向上【モビリティファースト】
まず、当院の一般施術ではSFMAという理論を使って全身の動きをみていき、今ある症状の原因が「筋肉や軟部組織の柔軟性の問題なのか:TED」「関節自体の柔軟性の問題なのか:JMD」「運動制御の問題なのか:SMCD」を判別していきます。
経験上、運動制御の問題があっても筋肉・関節の柔軟性の問題を抱えていることが多いため、ほぼほぼ可動域の向上からアプローチしていきます。
マッサージやはり治療で筋肉やいわゆる筋膜を緩め、関節にはモビリゼーションをおこない(ボキボキ矯正するやつではありません)TEDやJMDを改善させていきます。
それからコレクティブエクササイズで運動制御を改善させるトレーニングをしていきます。
柔軟性だけではダメ。筋トレだけでもダメ。
分離症・すべり症に限った事ではありませんが、それなりの症状でお悩みであればストレッチしただけでは改善しませんし、筋トレしただけでも改善するわけでもありません。
その症状に至った経緯を鑑みて、「何をするべきか」を考えていく必要があります。
アナタが現在、分離症・すべり症でお悩みで「接骨院・整骨院で電気をかけてマッサージしてもらってます」だけでは痛みのコントロールをしているだけで根本的には何も変わらないということは、接骨院・整骨院の先生が教えてくれない事実であったりもします。(その事実を知らない先生もいらっしゃるかもしれませんが)
私自身も接骨院の先生(柔道整復師)でもありますが、当院の一般施術はベッドの上だけで終わることはありません。
本当に何とかしたいとお考えでしたら、当院にご相談ください。