ストレッチはトレーニングだと思え

宇都宮市JR岡本駅から徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

最近思ったことと、障害予防やパフォーマンスアップにおけるこれからのスタンダードをご紹介します。

繰り返す症状でお悩みなら、スポーツで結果を残したいなら、3分我慢して読んでみてください。

筋トレは好き、ストレッチは嫌い

運動習慣はあるけど、ケガする人あるあるです。

筋トレなんかは、やれば筋肉が張って「やった感」が体感できるから運動している方で筋トレが好きな方は比較的多いのではないでしょうか?

一方でストレッチは特に筋肉が張るわけでもなく「やった感」が得られないためか、必要なのはわかっていても、あまり重要視していない方も少なくないのではないでしょうか?

そんな方にストレッチの重要性を説きたいと思います。

競技力向上のピラミッド

画像はスポーツでの競技力向上における関係性を表したものです。

「Movement」はモビリティ(可動性)やスタビリティ(安定性)、プロプリオセプション(固有感覚)といったもので、競技力を向上させるための土台になるものです。

「Performance」はパワー、スピード、アジリティ、ストレングスなどといったもので、一般の方が思っているようなトレーニングで獲得できる力です。

「Skill」は読んで字の如く、競技でのスキルです。野球で言えばボールを取ったり投げたり打ったりする技術力のことです。

この3つがピラミッド型をしていることで傷害リスクが低下したり、競技力が効率よく向上すると言われています。

パフォーマンスを上げるためには土台となる柔軟性が大切

ピラミッドをみていただくと分かるように、土台になるのはMovementです。

先に述べたとおり、その中に可動性が含まれています。

この可動性は、さまざまな因子からなるものですが、主に柔軟性が可動性に影響を与えます。

また、家を建てる時のように、広い土地(ここではMovement)を持っていないと、広い家(ここで言うPerformanceやSkill)を建てることができません。

いかに土台となるMovementの部分を改善できるか、でその後の競技力は変わっていきます(もちろん、日常生活や仕事中にかかる体への負担も同様)。

もうストレッチを「ケア」と考えるのはやめましょう

これまでのことをまとめると、ストレッチを「ケアのためのもの」と考えず「ストレッチもトレーニング」と考えるべきではないでしょうか?

筋トレ好きでストレッチが嫌いな方に「筋トレとストレッチどっちが辛いですか?」と聞くと、皆さん「ストレッチの方が辛い」と答えます。柔軟性が乏しい方にとって、ストレッチは「トレーニング」同様に辛いものです。

じゃあ、辛さで分けるならそれは「ケア」じゃなくて「トレーニング」と考えてもいいですよね?

そう考えると、理論的な部分だけではなくメンタル的な部分で考えてもストレッチはもう「トレーニング」の一部です。

当院で提供しているパーソナルトレーニングの一つに「コレクティブエクササイズ」というものがありますが、このエクササイズの中にMovementの部分を修正するエクササイズも入っていることが多々あります。

当院で施術を受けたことのある方ならお分かりいただけると思いますが、筋力トレーニングや運動制御のためのエクササイズだけでなく、ストレッチ要素の強いエクササイズもあったりします。

「Mobility First」。可動性はアナタの症状の予後を左右します。

自由に動かせないのに負荷ばかりかけてませんか?