重症腰痛のはり治療

宇都宮市JR岡本駅より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

今回はトレスの鍼(はり)治療について。

当院では治療として行う鍼治療とコンディショニングで行う鍼治療はやり方を変えています。

今回はその辺も含めて。

治療としての鍼治療

早く痛みを和らげたいなら鍼治療を受けましょう。

鍼に対して苦手意識がある方もいらっしゃいますので、トレスにお越しの方には鍼治療に対する抵抗があるかないかで取り入れるかどうか判断しています。

重症腰痛の方が多くいらっしゃるので、基本的には鍼治療をする方針です。

痛みによる代償動作が染み付いてしまうと、そちらを改善させるのに時間がかかってしまうので、痛みのコントロールは早い段階で済ませたいところ。

ツッコんだ説明をすると読んでいてつまらないと思いますのでざっくり説明しますが、鍼治療をすることで痛みに過敏になっている神経の興奮を抑える(というか鈍くする)ことができるので、「今ある痛み」を和らげたいなら鍼治療はおススメです。

「薬を使わない麻酔」と表現される治療方法です。

マッサージや電気治療で痛みを和らげるのとは別物です。

日頃からマッサージを受けているプロスポーツ選手が(鍼治療が苦手でも)困った時に鍼治療を求めてくるのも頷けます。

コンディショニングとしての鍼治療

痛みはそれほどひどくないけど、筋肉の張りを取ったり疲労回復を目的にする場合には、痛みの鍼治療とは違った方法を取ります。

使用する鍼自体は0.18~0.2ミリ程度の太さ(髪の毛程度)なので、素人の方が刺そうとしてもグニャグニャして上手く刺せません。

そんな扱いの難しい鍼を真っ直ぐ指すだけでなく、組織に対してどの角度、どの方向、どのスピードで刺すかで刺激の量が変わってきます。

刺激の量が変われば目的も変わります。

コンディショニングでおこなう鍼治療は、血流を増やすことと組織の再生を促す目的があるので痛みの鍼治療とは全く違います。

ここでもざっくり説明しますが、まず鍼を刺され身体に異物が入ってくることでそこに血液が集まってきます。その血液の中には損傷を治したり新陳代謝を促す物質やホルモンなども含まれ、結果的に回復が促されるということ。

ただし、コンディショニングであっても痛みを訴える部分があれば痛みの鍼治療としての刺激を与えます。

このように、同じ鍼治療でも目的に応じて刺激量をコントロールしているわけです。

鍼治療は癖になる?

最後に年配の方が勘違いしている「鍼治療は癖になる」について。

未だにこのことを聞かれることがありますが、何の根拠もありません。

強いて言うなら、鍼治療をすると気持ち良く感じたり、楽になるから依存するタイプの人もいるのかもしれません。

癖になってもならなくても特別身体に負担かかかるわけではないので、気にしなくても大丈夫でしょう。

ただし、鍼治療には軽微な副作用もあります。

人によっては貧血が起こったり、刺した部分が内出血する場合もあります。

どちらの場合も一時的なもので時間の経過とともに治まっていくものですので心配はいらない副作用です。

数ある伝統医療の中でも鍼治療はWHO(世界保健機構)でも一目置かれた治療法で、痛みのコントロールやコンディショニングに最適な治療です。

根本改善させるためにはトレーニングによる動作改善と強化は必要不可欠ですが、まずは今ある症状を和らげたいなら鍼灸接骨院トレスにご相談ください。