宇都宮市JR岡本駅より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
足首の捻挫は大なり小なり経験されたことがあるのではないでしょうか?
当院にはもちろん急性期の捻挫の患者さんも来院されますが、同時に数か月前に治療が終了したはずの足首の痛みや、そこから影響を受けたほかの部分の不調を訴えて来院される方も多くいらっしゃいます。
病院や接骨院などで治療を受ける場合、患部の状態によって治癒の判断をされることが多いと思います。
本来であれば患部の状態だけでなく、「機能がきちんと戻ったのか?」の判断も重要です。
が、そこまでみてくれるところが少ないのも現状、と患者さんの話を総合すると感じています。
当院では動作を含めた「機能」がどうなっているか?というところを重要視していますので、もしそのようなお悩みを抱えているようでしたらご相談ください。
足首の捻挫いろいろ
足首の捻挫時に起こる靱帯の損傷は1度2度3度とグレード分けされていますが、グレード3と言われる「完全断裂」は手術を含め、すぐに病院での処置が必要です。グレード3の状態で接骨院で電気や超音波をかけたとしても元には戻りません。
我々が行うような徒手的に介入して回復が見込めるのはグレード2の「部分損傷」まで。
でも、このグレード2の場合でも、きちんと管理できない場合には元に戻すのは難しいと言われています。(管理とは治療、リハビリ、トレーニング、その他患者さんに守っていただく約束事を指します)
また、小中学生など骨が完全に成長しきっていない場合には靭帯が損傷する前に剥離骨折が起こるケースが多く見られます。
その場合にはきちんと処置をして剥離した部分を骨癒合させないと、足首の不安定性が残ってしまい、いわゆる「足首が緩い状態」になってしまいますので、内出血を伴う強い腫れが見られた場合にはまずは病院で検査をしましょう。
患部が落ち着いても機能は戻らない
腫れが引いたり痛みが引いたりしても、足首の機能が回復したとは判断できません。
可動域、安定性、バランス、抗負荷などいろいろなところを確認して、問題がなくなったところで初めて「治った」と言えるでしょう。
足首の可動域をみる時に背屈(つま先を上に挙げる動作)を見たり、踵をつけたまましゃがめるか、などを確認します。
最近の子はしゃがめない子が多い、と言われていますが、フリーだと踵をつけてしゃがめないけど、TRXや柱など何かにつかまればしゃがめる場合には足首の可動性云々ではなく体幹とくに矢状面の安定性の欠如なので、そちらのトレーニングが必要です。これが意外と多い。
また、足を伸ばした状態では背屈しにくいが、膝を曲げた状態で背屈しやすいのであれば、関節自体の可動域制限と言うよりは、脚の裏側(モモ裏、膝裏、ふくらはぎ、アキレス腱など)の伸長性低下を疑います。
伸ばした状態でも膝を曲げた状態でも変わりなく硬いのであれば、足首周辺の問題としてそちらのアプローチが必要。
筋筋膜にアプローチするのか、関節を構成する周辺部にアプローチするか、は可動域を改善させるうえで必要です。
ある研究では、「足関節捻挫の既往があると片足立ちのバランスが悪い」傾向が出るそうです。
また、簡単なバランストレーニング(片足立ちやバランスディスク)をすると捻挫の頻度が減る、と言う研究結果もあります。
再発防止を含め、復帰までのリハビリ段階でバランストレーニングをしておくのは重要なことです。
スポーツに復帰する際には、「患部がその競技の負荷に耐えられる状態になっているか」ということがとても重要です。
たとえば、バスケやテニスなど切り返し動作の多い競技でその負荷を繰り返しても耐えられるのか?毎試合ごとに腫れが出てしまう状態ではまだ負荷に耐えられていないとも判断できます。
復帰する際も段階を追って負荷をかけていき、最終的に100%の負荷でも耐えられる状態にする必要があります。(120%の負荷をかけられないと復帰させない、というトレーナーさんもいました)
機能まで戻れば安心
競技者のみならず、スポーツを趣味で楽しんでいる方も足首の捻挫を甘く見てはいけません。
身体の土台になる足部の機能は重要です。
とくにスポーツにおける機能不全は後から効いてきます(悪い意味で)。
当院では運動機能を戻すことを重要視しています。
病院や接骨院などで治療が終了した足首の捻挫で、いまいち感覚が良くない場合には運動機能が完全に戻っていないことも考えられます。
そういったケースの症例を数多く持っていますので、お悩みの場合には鍼灸接骨院トレスにご相談ください。