熱中症対策ならかき氷を飲み込め

宇都宮市JR岡本駅より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

台風来てるし、9月になってやや涼しい気候になってきましたので、「何を今さら熱中症対策だ」とお思いの方も少なくないはず。

8月のあのクッソ暑い時期も運動していた方なら暑熱馴化しているかもしれませんので、そういう方なら大丈夫ですが、8月に運動をサボって、「さあ涼しくなってきたから運動しよう」という方はまだ要注意。

いくら涼しくなったからと言っても晴ている日の最高気温は30度を超える日が続きます。しかも湿度も高め。

そんな気候だからこそ、注意しなければならない場合もあるのです。

基本は水分、ナトリウム

熱中症対策と言えば、水分とナトリウムの摂取は欠かせません。

一説によると暑さに慣れて暑熱馴化している場合には皮膚でナトリウムの再吸収が行われる為、ナトリウムの流出が少なくなるそうですが(しょっぱくない汗を大量にかく)、暑熱馴化していない方の場合、運動中にスポーツドリンクを飲んでおけば熱中症リスクを軽減させることが可能です。

スポーツドリンクのあの甘さが苦手、という方も少なくありませんが、たくさん汗をかく機会にはスポーツドリンクを飲んでおきたいものです。

ちなみに、足がつるならマグネシウム。

昭和生まれの方なら昔は足をつったら塩を舐めろ、的な指導をされたと思いますが、舐める塩にマグネシウムが多く含まれているなら大丈夫ですが、市販されている食塩の多くは数パーセントしか含有されていないようなので、足がつって塩をなめてどうにかしようと考えているなら要注意です。

そういった点ではバランス良く配合されたスポーツドリンクやスポーツ用の補食はおススメです。

深部温度を下げるのがポイント

と、ここまでは一般的な対策ですが、ここ数年、スポーツの現場ではアイススラリーなる暑さ対策が取られるようになってきました。

要は冷たいものを直接お腹の中に入れて身体の中から冷やそうというものです。

そうすることで運動継続時間を伸ばすことができると言われています。

私自身も、今年の夏はこのアイススラリーに似た方法を取って休日のトレーニングを行っていました。

記事にあるような液状の氷を用意するのは容易ではありません。(←韻を踏んでみた)

で、やってみて効果的だったと感じたのが「ガリガリ君を飲み込める大きさに砕いて味わわずに飲み込む」方法。

運動前にやってしまうとお腹を壊す自信があったため、運動中に「もうアカン」と感じる前にコンビニに駆け込みガリガリ君を調達してやってみると、その後1時間くらいは乗り切れていた感覚があります。(私自身、普段はエアコンの効いた院内にいたので暑熱馴化はしていません)

自販機で水を買って飲んだり浴びたりするよりも効果的と感じ、ガリガリ君を食べるのではなく、あくまで「飲み込むこと」がポイントだと感じました。

ガリガリ君アイススラリーの注意点

ちゃんとしたアイススラリーはいわゆる「飲める氷」で作られているため、飲み込むことに苦労は要りません。

ガリガリ君の場合、飲み込める大きさに砕く必要がありますが、大きさを誤るとオエッとなります。

心拍が上がっている時のオエッは辛い。

最悪、のどに詰まっても溶けるのであまり心配は要りませんが、その後のトレーニングのメンタルを削がれるので、そこの間違いは避けたいところです。

また、日光の天然氷のような高級なものは一気に食べても頭が痛くならないとのことですが、ガリガリ君と言えばご存知の通り、やっすい商品ですので、ちょいちょい頭がキーンとします。そこを我慢できる気合も必要かもしれません。

と、いうことで、この夏のトレーニングはガリガリ君アイススラリーで乗り切ることができました。

朝7時過ぎにガリガリ君を食べているアラフォー男子もよく考えてみるとイタイ感じはしますが、根拠のある対策をして残暑の続く9月のトレーニングも乗り切りたいと思います。

もう少し続きそうな暑い日にスポーツや外仕事をしなければならない場合には、一度アイススラリーをしてみてはいかがでしょうか?