宇都宮市JR岡本駅東口より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
11月11日。日光のトレイルランニング大会に参加してきました。
昨年に引き続き今回で2回目。
いろいろハプニングなどもありましたが、無事に生還して参りました。
結局治りきらなかった右足首痛
日光でのトレランに向けて、宇都宮で行われたジャパンカップサイクルロードレースの週の水曜日(10月17日)に古賀志山で15キロほどトレーニングを行いました。
この時、とくに足首をひねった覚えはなかったものの、帰宅後に足首の痛みに気づき、つま先立ちや地面を蹴る際に強い痛みを感じました。
外果(外くるぶし)下の患部をみると、しっかりと腫れていて外果下縁の境目が分からない。やっちまったか…?
とりあえず1週間様子を見て腫れが引いたのでトレイルは避けてロードを走る。
20キロくらいを予定して自宅を出発するも、5キロ地点から痛みを感じ「アカンやつ」と判断し折り返して帰宅。
結局10キロくらいしか走っていなかったが、再度、腫れが出現。
これが10月24日。
これは「走っちゃダメなやつ」と判断し、日光のトレランまでランニングしないことを決意。
長い長いテーパリング期間に入ったわけです。
とは言っても心拍は上げておかなければならないので自転車でトレーニング。
ダンシング(立ち漕ぎ)しなければ痛くないので終始シッティング。今度はオマタガイタイ(笑。
そんなこんなで極力負担をかけないで過ごし2週間強、走らずに本番を迎えたものの「距離踏んだらまた痛くなりそう」な状態が続きDNSも考えました。
が、患者さんに「がんばってきて」なんて言われてしまうと走る以外の選択肢がありません(笑。
【屈辱】痛み止めに頼る
はい。スタート前にロキソニン飲みました。
痛めた当初からちゃんと治療しておけば治っていたであろう症状でしたが、患者さんの治療に毎日出し切って出がらしの状態で帰宅するスタイルのため、自分の治療は二の次三の次。
それプラス、いつまでも若いつもりでいるけれど結局はアラフォー。回復速度も20代のそれとは違う事実がありました。
そんな後悔にも似た感情がありつつも「どうせ15キロも山道走りゃ、どこかしら痛くなるから足首の痛みは無視しよう」と悟りの境地でスタートしました。
結果的にレース中はロキソニンが効いてくれました。
痛み止めを使って大会に出たことがある人なら分かるであろう、あの痛いんだけど何とかなりそうな感覚。
患者さんにはあまりお勧めできない最終手段で、今回も薬効が切れたであろう帰宅後のタイミングでかなりの痛みと腫れが出てきてしまいました。
ぶり返したってことですね。やはりお勧めしたくないと再確認できました。何事も経験。
ハプニングその①【距離延長】
今回エントリーしたのは15キロの部。
前回30キロの部を走ったので、今回はもう一つの方を走ってみて来年以降のエントリーの参考にしようと考えていました。
が、スタート直前にアナウンスされた「15キロって言いましたがもしかすると20キロ弱あるかもしれません」情報。
…僕、白目。
15キロのつもりでトレーニングしてきたうえに、手負いの状態。
当初は「2時間15分~30分くらいで帰って来れれば足の痛みも持つだろうからいいか」くらいに考えていた計画も破綻。
「3時間か…」
一気に弱気になりゆっくり走って帰ってくることを決意。
何を隠そう、絶好調でも15,6キロ以降はピタッと止まる僕の脚。(キロ4分が6分オーバーにもなるタレっぷり笑)
もう諦め半分で、スタートしてからも「無茶するな無茶するな」のペースで遅すぎるくらいのゆっくりペースで入りました。
先が詰まって来て抜かしたくなるところでも「無茶するな、だって20キロだもの」と言い聞かせ追い込みすぎずに淡々と。
そして距離的に折り返しに近づいて来たころでまたハプニング。
ハプニングその②【コースロスト】
8名くらいのパックで走行中、ものの見事にコースロスト。
コースは折り返しくらいのところで小さく周回して帰ってくるレイアウトだったのですが、どうやら小さく周回するところの入り口を見落としたらしくコースロスト。
その集団の5番目くらいを走っていたのですが、先頭を走っていた方が止まっていて「迷ったかも」と。
追っても追っても前の人が見えず、コースの目印であるオレンジのテープもない。
そう言われてみれば、我々の後から追ってくる人もいない。
地図を広げグーグルマップを広げるものの。
電波弱ーい。地図簡易すぎて分からなーい。
皆でその辺をうろちょろして目印であるオレンジのテープをみんなで探してみるものの見つからず。(この時の名前も知らない方との一体感ったら笑)
10分くらいだったでしょうか。そうこうしているうちに「とりあえず来た道戻りましょう」の一声。
「了解しました、リーダー。(←心の声)」
そこから5分ほど戻ってみると崖下の遠くにランナーが多数。
「いました!リーダー!(←心の声)」
そこからさらに数分戻り、本来あるべき入口へ。
私たちのパックが通った時にはいなかったスタッフの方が「こちらでーす(ニコッ」。
オニイサン、サッキイナカッタジャナイカー(←心の声)。
気を取り直して正規のルートに戻ったわけです。
結果的に2キロくらい余計に走ったようですが、前ならえの人間の習性を感じたとともに、自分がパックの先頭だったら…と思うとゾッとしました。(戻る選択肢をすぐに選べないタイプのためもっと無駄な距離を消費していたと思われる)
ハプニングがあったものの無事ゴール~帰宅
足首の不安やルートロストはあったものの3時間20分くらいでゴール。3ケタ順位はかろうじて免れました。
ロストした時間を考慮しても、おおよそ予定通りの3時間コース。
今回は足の状態があったので終始追い込まず、親指の爪が死にかけたことと足首が再度腫れてしまったくらいで筋肉痛等も起こすことなく余力をもってゴールできました。
裏を返すと追い込めなかったということにもなりますので、来年は体調バッチリにして脚がつってしまうくらい追い込んだ状態でゴールを迎えたいものです。
そしてゴール後は臨時バスを待っているにしても時間がかかりすぎるので、さっさと着替えて臨時駐車場に戻る。
これも一大イベントで。
というのも会場となる東照宮から駐車場まで徒歩30分以上。
観光客の車で大渋滞し、タクシーなんて走ってない。そしたら歩くよねー。
去年は外反捻挫した状態で足を引きずりながら歩いた辛い記憶があり、今回も心配しましたがまだロキソニンも効いていたようで、痛いけど歩ける状態で車まで戻ることができました。
帰りに「みうら」でラーメンを食べて帰宅し、シャワーを浴びてテーピングを外した頃には流石にロキソニンの効果も切れたのか、足首の痛みもぶり返していました。
ちゃんと治してからランニングは再開しようと思います。(サイクリングはするつもり)
【最後に】30キロコースと15キロコースを選ぶなら
2年かけて両方走ってみましたが、来年エントリーすることを考えている方の参考に。(※個人的見解)
ハセツネとか早い人しか来ないような大会と違って、殺伐としていることもなく比較的ビギナーにも優しい大会であると感じます。
トレイルだと大会ごとのコースが違いすぎてタイムどうこうは気にならない部分もあり(必ず歩く場面もあるし)、ロードで「サブ〇〇」とかタイムに縛られて精神的に疲れちゃった人にもオススメ。走るの嫌いになるくらいなら、たまにはトレイル挟んでみたらどうでしょうか?
ちなみに日光のコースだと、どんな困難が待ち受けていても最高の景色を味わいたいなら30キロ。
絶景はそんなに興味はない。単純にトレランを楽しめればいいなら15キロ。(実際には20キロ近くあるし)
といったところでしょうか。
もちろん30キロの場合はそれなりにトレーニングして脚を作って行かないと完走すらかなり厳しいと思いますし、そうしておかないと景色を楽しむ余裕すらないでしょう。
15キロならロードで10キロくらい普通に走れる方なら、抑え気味で走ればゴールできるのではないでしょうか。(辛い思いはするかもしれませんが)
私は来年もあるなら15キロの方に出ます。たぶん。
理由は単純で30キロのスタート時刻は僕にとっては早すぎるから(笑