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可動域向上・動作改善・強化による根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
9月2日(土)に渋谷のド真ん中でISRセミナーという、筋膜系の勉強をしてまいりました。
メディアなどでも「筋膜」というワードが頻繁に出てきますが、情報が錯そうしていて提供する側も中には間違ったものを患者さんや顧客に対して提供してしまっている印象を個人的に受けていたので、私自身が持ち合わせた筋膜に対する考えの答え合わせ&新たな情報入手的な感覚で受講してきました。
今回は3回に分けられたシリーズの第1回。
「ヤベーのに手ぇ出しちまったな」感がありますが、しっかり乗り越えて正しい情報と施術を患者さんに提供できるように勉強していきたいと思います。
そもそも筋膜って?
セミナーなどでお世話になっている筋膜系の学会にも参加しているDCの先生からの情報によると、画像の蜘蛛の巣みたいなものがいわゆる筋膜というものに該当すると。
この蜘蛛の巣みたいなものの粘性が高まったり、癒着することによって筋線維の滑走がうまくいかず、十分に筋肉が収縮しなくなってしまう、という。(筋肉は筋線維が滑走することによって収縮します)
それを開放(リリース)して、滑らかに筋線維が滑走するようにすることが本来の「筋膜をリリースする」ということ。
そのためには最近流行のツールを使ってゴリゴリとマッサージしたところで、この蜘蛛の巣みたいなものはリリースされないと言われています。
ここまでの情報は承知していたので、「じゃあ、どうやってリリースすんの?」というところの確認と、新しい手法を勉強しに行ってきたわけです。
今回のセミナーで学んでいること
今回のセミナーでは筋膜でも浅いところにある「浅筋膜」と、それよりも深いところにある「深筋膜」というそれぞれの筋膜に対するリリースの方法を学んでいます。
実際に冒頭で施術前と施術後の内視鏡動画を見せていただき、漠然としていた「リリースする」ことに対してのイメージが明確に湧いてきました。
筋膜は「はがす」のではなく「ちぎる」。
私もあん摩マッサージ指圧師の国家資格を持っていますが、それらの手法とは全く違い戸惑いの方が大きいのは事実でしたが、施術後の動きの変化をみると効果がある事を実感したので、おそらくリリースできていたのではないかと判断しています。
ただ、講師の先生の仰る「ちぎれた感覚」に関してはまだまだ体験できず、今回は自分の施術に手ごたえを感じることができずに終了。
要練習な案件となりました。
今後も続く筋膜の勉強
当院の特徴でもあるように「不良動作を改善して症状をなおし、強化する」ということが、私自身興味があり得意とするところではありますが、バイオメカニカル的に患部に対するアプローチももっともっと高めていかなければならないと感じています。
そんな中で、エライものに手を出してしまった感はありますが(笑、来院される方により良いサービスを提供できるように今後も治療家としての高みを目指していきます。
本当にアナタが筋膜をリリースしたいと思うなら、ゴリゴリはしないように。