腰椎椎間板ヘルニアの治療の前に

宇都宮市JR岡本駅より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

当院には坐骨神経痛やヘルニアを抱えた方が多くいらっしゃいます。

おかげで毎日程よい緊張感を持って仕事ができています。(治さなきゃプレッシャーでもある笑)

筋肉が原因の坐骨神経痛の場合には我々治療家でもすぐにアプローチできますが、ヘルニアをお持ちの場合は注意が必要です。

「ヘルニア改善率〇〇%!!」と謳う治療院も少なくありませんが、どんなヘルニアでも治療できるわけではない、ということは患者さんに知っておいてほしいところです。

〇〇治療院で治療を受けた後、痛みが強くなった

先日、当院にお問い合わせがあった方のお話です。

脚の痺れがひどくて「ヘルニア改善率〇〇%」と謳う〇〇治療院に駆け込んだとのこと。

ひと通り治療を受けて直後は少し楽になった感じがして安心して帰宅するも、時間の経過とともに治療を受ける前より痛みが強く出てきてしまう。

〇〇治療院に問い合わせると「病院でブロック注射してきてください」と。(←この対応もどうかと思う)

そして救急で病院を受診し2週間ほど入院し、数回ブロック注射を受けたとのこと。

退院後にご相談にお越しになり、ひと通り検査してみましたが私の見解としてはまだ徒手的なアプローチは出来る段階ではないと判断し患者さんに状況を説明したうえで当院での施術はお断りし医療機関を紹介しました。

「〇〇ができるようになったらウチに来てください」と伝え、患者さんも納得してくれたようです。

治療院で治療できないヘルニア(接骨院・整骨院・整体院含む)

まず、痛みの程度がどのくらいなのか。寝返りできるのか?座っていられるのか?歩けるのか?

いろいろ考えるところがありますが、当院での目安をご紹介します。

まず、当院では10分15分くらい横になれるレベルであれば鍼灸でのアプローチができるのでお受けします。

もちろんトレーニングはしません。というかできませんが、膝を立てた状態でも仰向けで寝られるレベルであれば呼吸系のトレーニングから開始します。

寝られる、寝返りできる、座れる、歩ける、などが問題なくできたとしても、検査をしてアウトなところがあれば医療機関を紹介します。(ここは当院で設定している検査のガイドラインがあります)

要は、ヘルニアでもどこで圧迫を受けているかで徒手的なアプローチをして大丈夫なヘルニアか(良くなる可能性があるのか)どうかが決まります。(パターンも神経根性、脊髄性などいろいろあります)

そこの見極めには特に注意を払って問診検査をしています。(だから時間がかかる)

ちなみに病院でヘルニアと診断されて接骨院や整骨院に通う方がいまだにいらっしゃるようですが、ヘルニアは保険適応外なので注意しましょう。そしてヘルニアは保険で出来る施術内容で治る症状ではないです。(※当院は完全自費診療です)

何処に行っても良くならないならまずはトレスにご相談を

当院も重症腰痛に力を入れていると謳っている部分もあるので、ヘルニアと診断を受けてきた患者さんも少なくありません。というか多いです。

症例を多く持っているからこそ、わかることがあります。

ただ、ヘルニアの方に対して、やみくもに施術をお受けするのではなく、状況によっては徒手的なアプローチがリスクになる場合もある事も学んでいるので、ある程度のガイドラインを設けてお断りしたり医療機関を紹介することもあります。

私自身も商売としてやっている側面もあるので、来院された患者さんはすべて施術した方が利益になりますが、難しい症状を抱えた方が多くいらっしゃるので、その辺りは特に注意して対応させていただいています。

ヘルニア・坐骨神経痛でお困りの方のご相談を随時受け付けています。

まずは電話・お問い合わせフォームからご連絡ください。