筋トレしているけど、一向に腰痛が治らないアナタ

宇都宮市JR岡本駅近くで根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供させていただいている鍼灸接骨院トレスです。症状の緩和はもちろん、可動域向上・強化・動作改善により「症状が出る前より強い身体」を作ることを目指します。

鍛えればいい、というわけでもない

「スポーツクラブで筋トレ頑張っているんだけど腰痛持ちです」

「インストラクターにメニュー組んでもらってるんだけどパフォーマンスが上がりません」

みたいな方が結構いらっしゃいますが、まず知っておいて欲しいことがあります。

【身体を鍛える前にやるべきことがあります】

私がこれまで勉強してきた理論の中では

「疼痛により変化した動作は疼痛が消えた後に正常に戻るわけではない」

「代償的な動作を長期間繰り返していると、その代償動作自体が主要な動作となり、身体の他の部位に長期的な問題を引き起こす」

「個々の筋力やパフォーマンスを高める前にパターンの改善に取り組むことが重要」

「まずは機能を正常化することに重点を置き、次に動作パターンの質的な正常化に着手して機能不全を改善した後にパフォーマンスの量的な問題に対処すべき」

云々、難しい言葉が並んでいますが要約すると『身体を鍛える前にやることがあります=体を鍛える前に身体を整える必要があります』ということです。(ちなみに25日、26日の勉強もそれです)

治療家として15年経験していますが、まさにその通りだと思います。

まずはちゃんと動かせる体に変える。

とくにスポーツを一生懸命していると「とにかく頑張れば結果が出る」「やったらやっただけ結果に繋がる」と思いがちです。

斯く言う私も根性論がまかり通っていた時代を球児として過ごしていますのでそういった感覚も分からなくもないのですが、治療家としていろいろ学んでいくと「それ、間違ってたわ~」となるわけです。

腰痛には腹筋背筋?

腰痛の話をすれば、昔は「腹筋背筋やりましょう」なんて言われたことがある方も少なからずいると思います。

もちろん、それで改善する方もいますが、改善しない方もいると思います。酷い場合では悪化する人もいます。

じゃあ、何をすれば良いかは、その人その人で違うので一緒くたに「腹筋背筋やってください」にはならないことは理解していただけるかと思います。

 

高校球児が腰痛になったとします。

先生:「腹筋背筋やってね」

球児:「…嫌というほど練習でやらされているのに?」と思いながら高校生くらいだと真面目に言われたことをやるでしょう(笑。

→もっと腹筋背筋の回数を増やす→変わらず腰が痛い→腹筋背筋頑張る→変わらない、というか原因が違ったので悪化した…

といったことも想定されます。

筋力がないから腰が痛いのか?どこかが動かなくて腰に負担がかかっているのか?それとも他の原因があるのか?

何が原因かでやるべきことが変わってきます。筋トレなのか、ストレッチなのか、その他なのか…。

きちんと見極めてあげる必要があります。

目的意識を持ったトレーニングを

流行の「体幹トレーニング」も本やDVDを見ながらやっているけど改善しなかったり、逆に動きが悪くなる人もいます。

当院では「体幹トレーニングすると腰が痛くて…」「体幹トレーニングしてから体硬くなった気がする…」「効いているか効いていないか分からない笑」と相談されることも少なくありません。

体幹トレーニングもその人が何をやるべきか?どこを鍛えるべきか?が違うので単純に本に書いてある通り初級から入って中級~上級…とレベルを上げていけば良いというものでもありません。(本やDVDの構成上仕方ないことを予め理解しておく必要がありそうです)

以前に体幹トレーニングについてラジオに出演して話して欲しいと依頼を受けたことが一度だけありましたが、その人その人違うことを一緒くたに話すことが自分の硬い頭では実行できそうにもなく断ってしまった過去もあります。

それくらい人間の身体はパーソナルに考えていかなければならないと思っています。

 

まずは自分がきちんと動ける状態になっているのか?動く準備が整っているのか?

判断材料が当院にあります。まずはご相談ください。