鍼灸接骨院トレスのブログ

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腰痛に対する横隔膜強化の必要性

施術について , 脊柱管狭窄症 , 腰椎椎間板ヘルニア , 腰痛
2025年05月18日

宇都宮市JR岡本駅東口より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とアスレチックリハビリテーション・パーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

今回は『腰痛に対する横隔膜と体幹の安定性』に関する文献の紹介。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37949564/

以前に【当院で腰痛患者に対して呼吸トレーニングを採用している理由】というブロブを書きましたが、その内容に付随したものとなります。

文献の内容を要約すると、横隔膜は呼吸と姿勢制御の役割がありますが、一般的に行われている体幹トレーニングでは腹横筋と多裂筋の強化がメインになっているので、もう少し横隔膜にもフォーカスした方が良いですよ、という内容になっています。

また、別の文献では横隔膜のトレーニングが腹横筋や多裂筋の厚さにも影響を与える可能性があると結果が出ていますので、一般的な体幹トレーニングだけでなく、呼吸トレーニングもした方が腰痛の改善に関してより良い効果があるということになります。

当院でも腰回りの疾患を抱えた方には、まず呼吸トレーニングから開始することが多くあります。

論文等でも根拠が示されていることですので、今後も当院としましても積極的に施術後のトレーニングの中に入れていきたいと考えています。

「体幹トレーニングをやっているけど腰痛が治らない」などの症状でお困りでしたら、一度当院にご相談ください。

 

腰椎椎間板ヘルニアに対する鍼治療と経穴マッサージの有効性

脊柱管狭窄症 , 腰椎椎間板ヘルニア , 腰痛
2025年05月8日

宇都宮市JR岡本駅東口より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とアスレチックリハビリテーション・パーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

今回は腰椎椎間板ヘルニアに対して、はり治療と経穴マッサージの効果に関する文献の紹介です。(経穴=ツボ、と考えてもらってよいかと思います)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38294753/

文献内では、はり治療だけ行ったグループ63人と、はり治療+経穴マッサージを行ったグループ72人で、腰の痛み・脚の痛み・屈曲困難(前かがみになれない)などの症状が消失するまでの時間等を比較したそうです。

結果として、はり治療+経穴マッサージを行ったグループの方がわずかであるものの有効率が高かったとのことです。

これらの結果を見ても、はり治療とマッサージの併用がオススメです。

当院でも稀に鍼治療だけご希望される方がいらっしゃいますが、有効性を考慮してマッサージをしたうえで鍼治療を受けてもらう方が良いとお話ししています。

栃木県内では鍼灸学校がないため、はり師きゅう師の国家資格を持った人は他県と比較して少ない方だと感じています。

当院では鍼治療も併用して行えます。

また、治療と並行して動作改善や強化のためのトレーニングも行い症状の根本改善を目指していきますので、お気軽にお問い合わせください。

 

腰椎椎間板ヘルニア治療における経絡マッサージの効果とは?

脊柱管狭窄症 , 腰椎椎間板ヘルニア , 腰痛
2025年04月28日

宇都宮市JR岡本駅東口より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とアスレチックリハビリテーション・パーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。

今回紹介するのは腰椎椎間板ヘルニアに対して経絡マッサージを行った結果に関して書かれている文献。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39462958/

こちらの文献では、どのような経絡マッサージを行ったかまでは書かれていないので、参考までに経絡マッサージは腰椎椎間板ヘルニアでの腰の痛みや腰の機能改善には効果がありました、という参考まで。

はり師きゅう師あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取る際に経穴・経絡の勉強をしていますので、私の考えを補足すると、例えば前かがみや、反らす動き、ひねる動きに対して、関連するツボの流れ「経絡」と言われる東洋医学的な考えが存在しており、おそらくそれらを考慮してマッサージを行えば効果があるということ言いたいのではないかと考察します。

西洋医学的には最近流行りの筋膜や、アナトミートレインといったつながりを意識する考え方も同様なのではないかと思っています。

当院でも施術に関して、痛い部分だけでなく関連するであろう場所まで必ずケアをしていますので、結果として経絡のライン上をマッサージしていたということはよくあることです。

普段行っている臨床と同じ現象が文献でも確認されているのを知ることで、日々の施術に確信を持って行えると思っていますので、今後も気になった文献を読んで紹介していきます。

 

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