アキレス腱炎 , 坐骨神経痛 , 投球障害肩 , 施術について , 肩こり , 脊柱管狭窄症 , 腰椎椎間板ヘルニア , 腰痛 , 膝痛 , 野球肘 , 頭痛
2024年10月15日
JR岡本駅東口より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
当院は鍼灸接骨院です。鍼治療もできます。
お灸に関して言えば、昨今の物理療法機器の発達により出番は少なくなってきてはいるものの、鍼治療に関しては求めも多く、当院では出番多めとなっています。
当院で使用している鍼はセイリン社製のディスポーザブル鍼。いわゆる使い捨て。
私が学生だった2000年頃は使い捨てではなく、滅菌して再利用する先生も絶滅危惧種ながらに存在していたようで、「ディスポあるのに滅菌してまで使いまわさねーだろぉ」と心の中で思いながら学校で滅菌方法を習った記憶があります。国家資格を取得して20年以上経った今となっては滅菌のやり方すら覚えていませんが。
滅菌処理を繰り返せば鍼も劣化するので、施術中に余計な問題(折れたり痛かったり)が起こらないためにも今の時代、やはり使い捨て一択です。
使用する鍼も平成16年に鍼師灸師あん摩マッサージ指圧師の免許を取得して以来、いろいろなメーカーの鍼を使ってきましたが、セイリン社製に落ち着きました。
メーカーの回し者ではありませんが、セイリン社製は鍼先の精度が高く、個人的に感じるのは手に伝わる鍼入の感覚が安定していて、刺した部分の筋肉の緊張具合が分かりやすい気がします。ちょっと値段が高くても物は良いです。
鍼の長さは刺す場所によっていろいろ変えますが、太さに関しては当院では3番と言われる直径0.2ミリをメインに使っています。
画像の物(水色の柄がついているもの)が3番鍼で、画像左の髪の毛、画像右のHBシャーペン芯より細いのが分かるかと思います。
当院で重宝しているのが、この3番鍼の太さで、5番の太さ(0.24ミリ)だと刺入だけではっきり刺激を感じやすいので緊張してしまう方もいるなかで、3番の場合は刺してから行う、動かしたり、時間を置いたり、電気を流したりの、こちら側の手技によって刺激量のコントロールがしやすいちょうど良い太さである印象があります。
当院では腰・ひざ・肩・肘を中心とした運動器疾患でお悩みの方が多く、希望される方には根本改善を目指す中で鍼治療を取り入れることもあります。
鍼治療が効果的な症状であれば施術に取り入れて、なるべく早く痛みやしびれを抑えて、早い段階からトレーニングによって動きの問題に対するアプローチをしていき、スポーツする方であれば早期のトレーニング再開、スポーツをしていない方でも早く日常を取り戻してもらいたいと考えています。
そのなかで使用する道具にもこだわりを持って選択しています。
鍼治療のご相談もお気軽にお問い合わせください。
サイクリング障害 , トレーニング , ブログ , 未分類
2024年09月3日
宇都宮市JR岡本駅東口より徒歩5分。
可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した治療とパーソナルトレーニングを提供している鍼灸接骨院トレスです。
来る8月24日に群馬県の丸沼高原で開催されたエクステラ丸沼高原に参加してきました。
エクステラとは簡単に言うと「オフロード版トライアスロン」。
湖を泳いで、マウンテンバイクで駆けて、最後にトレイルランニングをするという競技。
シリーズ戦となるワールドカップも開催されているくらい海外では認知されているようですが、日本では8月の丸沼と5月の根ノ上高原の2回のみ(非ワールドカップ)。ちなみに私がこの競技を知ったのも今年に入ってからのこと。
もともとトライアスロン関係の治療院で下積みをしていたので、オンロードのトライアスロンにはなじみが深かったのですが、オフロード版となると知識は皆無。
ただ、以前からトレイルランニングも好きで近くの山を走っていたり、当院に来院される選手がマウンテンバイクのアジアチャンピオンになったりして、私自身マウンテンバイクにも興味が湧いたため、どうせ出るならオフロードのトライアスロンということでエクステラにエントリー。
結果的にはボコボコにされましたが、新たな目標ができて有意義な時間だったと思います。
前日試走・試泳
事前情報として「マウンテンバイクのコースがやばい」という情報を耳にしたため、前日から休みをとり、オフィシャルのマウンテンバイクの試走会と丸沼での試泳会にも参加しました。
丸沼高原までは宇都宮からは高速を使えば1時間45分ほど。
まずは午前中に招待選手によるマウンテンバイクコースを使用した試走会に参加。
はい、難しい。
結論から言うと、マウンテンバイク歴2か月半のおじさんがまともに走れるコースではありませんでした。
コース上には木の根が大量に浮き出て、どこにタイヤを通すかも咄嗟には判断が難しい。
乗車できずマウンテンバイクから降りなければならないところも多い。
そして道幅も狭く、一寸先は崖のところも。
ロードバイクは15年以上乗っていて、ペダルを固定するビンディングに慣れていましたが、難易度が高くて降りて押し歩きすることが多くなりそうと判断して、フラットペダルに変更して本番を走ることにしました。
午後の試泳はライフガードの方々と一緒に。
当日のウォーミングアップの戦略と、もしもの時の対処の仕方、そして実際のコースを泳ぐというもの。
水の透明度も高く、沖の方に行けば湖の底がかろうじて見えるくらいの綺麗さ。フランスの某川とは違ってよかった。
途中でライフセーバーが使うボードで遊ばせてもらったり、ボードの使い方が上手いからとなぜか救助の仕方まで教わり。なにせ若い頃、仙台新港で陸サーファーしてましたからね笑。
そんなこんなでリラックスした感じで終了。一旦、自宅に戻って明日に備えることに。
レース当日
予報では9時から雨。
だがしかし、曇ってはいるものの降りそうな気配はなし。晴れ男の本領発揮。結界を張る男、鈴木。
水温も24℃台。ウエットスーツは着ても着なくても良い状況でしたが、スイムは楽したいから着用の一択。
結局、最後の30分くらいでゲリラ豪雨に見舞われたものの、暑いくらいの気候で、なんとなく根拠なく雨は降らないだろうと思っていた自分としてはしてやったり。
ただし、雨の中での片付けは大変だった。次に車を買うとしたら横開きのバックドアはやめようと思う。
①スイム1500m
ゆっくりなら3000m以上続けて泳げるものの、速く泳ぐ練習はしていなく、プールで1500mTTしても28分台。
先も長いし、バトルも嫌いなのでゆっくり行こうとほぼ最後尾からのスタート。
キックは2ビート、パドルはゆっくり、グライドでしっかり伸びることだけ意識してマイペースで。
途中で招待選手にラップされたものの、どんな泳ぎ方をしているのか見れたので勉強になった。結構キックもしっかり打っていた印象。
やはりキックの練習もしなければならないと感じ、今後の練習に組み込んでいこうと思う。
楽に500mを3周回して無事にスイム終了。しかし水から上がって32分弱。ゆっくり泳ぎすぎた。
そしてトランジションに行くまでの200mくらいが石がゴロゴロで足裏が痛い。
②マウンテンバイク25km
スイム後のフワフワした感じが残りつつもウエットスーツを脱ぎ、今回はフラットペダルで行くのでソックスとトレランシューズを履いて。
内耳がウィークポイントの自分としてはスイム後のフワフワ感は辛いし、濡れた足で靴下を履くのは難儀。
フワフワ感が残りつつもバイクスタートし、2キロくらい走ったところで斜めに生えた木の根に乗り上げて転倒、崖下に盛大に落下。
幸い熊笹が伸びていたこともあり2m弱くらいのところで引っ掛かりセーフ。下まで落ちれば丸沼にドボンだったので助かった。
その後、前のパックに追いついたと思えば自転車を押し歩く10人以上の列。
難易度高すぎて押し歩く人続出。自分もその列に混ざりお散歩状態。
しばらくお散歩した後、上り下りを繰り返し、30分弱のジープロードの登りへ。
ロードバイクは15年以上乗っているので、脚はそれなりにあるけどスキルがない自分としてはここで稼ぐしかないので、しっかり踏んでそれなりの人数をパスし激坂の下りへ。
当初の情報では2~3キロほどの激しい下りがあると。その勾配は平均-19%。意味が分かりません。
いざ突入してみると案の定激しい。しかし、激しいのに、そしてスキルがないのに突っ込むのが男の子というもの。
そして無事に根っこに前輪をとられ、ハンドル90度回転しトップチューブとハンドルの間に大腿部が挟まった状態で前転。
サイコンマウンドが折れてどこかに飛んで行ったものの、地面も柔らかく、受け身もうまく取れて骨折はなさそう。
起き上がってみると大腿部前面が痛い。が、反対の脚は生きているので立ち漕ぎしなければペダリングは何とかできる。よって走れる。はい、続行。
2周回目は記憶なし。脚の痛みを感じないように無の状態で周回終了。
周回を終えて油断したのか、途中でまたも木の根でスリップして盛大に落車。今度は膝と肘から流血。
大きな落車を3度こなして(?)バイク終了。当初の予定より20分遅れ。
③トレイルランニング10km
トランジションに入ろうとバイクから降りた瞬間に大腿部前面に激痛。あかんやつ。前転した時の負傷が思ったよりも酷かった模様。
でもここまできたら走るに決まっているので、トランジションで準備を済ませ、患部をかばいながらのランニングスタート。
当初の予定ではランで巻き返す予定でしたが、この状態では無理なので、とりあえず這ってでもゴールすることにシフト。
平地痛い。登り意外と我慢できる。下り激痛。前モモが痛ければそうなるよね、って思いながら淡々と距離をこなす。平地と登りはひたすらケツを意識して。そして下りはあきらめて。
そしてラスト3キロに差し掛かったところでゲリラ豪雨。ちょうど脚を冷やしたかったところでした(怒)。雷様、逆にありがとう。
最後もラストスパートをするわけでもなく、呼吸と心拍が上がることもなくしれーっとゴール。ランも当初の予定より20分遅れ。
イメージとしては最後の200mくらいを全力ダッシュして脚が絡まりながら出し切ってゴールするつもりが、脚が痛いだけで体力的には十分に余裕がある状態でゴールしてしまったため不完全燃焼。
予定では4時間30分から5時間弱くらいでゴールできればと思っていたのですが、結果は5時間19分もかかってしまい悔しさの残るレースとなりました。
後片付け
そんな悔しさを抱えながらも、現実に戻りお片付けです。
そう。ゲリラ豪雨の真っ最中です。どうすんの?これ。
とりあえずトランジションにいって荷物を取って来ようと向かい、カゴの中の荷物を見たら中身が水没。どうすんの?これ。
呆然とカゴを持って車に戻り、車に積もうとしたけどマイカーのバックドアは横開きタイプ。雨宿りできない。どうすんの?これ。
あきらめムードで今度はバイクを取りに戻り、軽く掃除して車に積もうとしたけど、そう。私の車のバックドアは横開き。どうすんの?これ。
「この雨、当分やまないですよね?」「そうですね笑」なんてバックドアが上開きの車に乗ったお兄さんに話しかけてみたり。
こちらはあきらめムードでバックドア半開き&ビニール傘で対応するもののあまり効果はなく。こうなると陸の王者と言われる車よりも、上開きのミニバンが最強です。
次に買い替える機会があれば「バックドアは上開き」の車が必須になりました。
ケガの状況
肘と膝に擦過傷と、脚のいたるところに痣ができているものの、それらは痛いけど大して痛くもなく。
一番痛いのはやはり大腿部前面。
ゴール後、予約していた宿に戻り患部を確認してみると腫れていて、その腫れの中央部分が小指程度の幅で凹んでいるのを確認。
アドレナリンが切れたせいか、しゃがむのも困難なほどの痛み。そして跛行。おそらくⅡ度程度の筋断裂と予想。
自宅に帰ってから患部の冷却と包帯圧迫で対応。次の日には血腫が出てきたので筋断裂チェックメイト。よくゴールできたな、俺。
これを書いているのはレースの1週間後ですが、5日ほど包帯生活をして、今は腫れは引いて血腫が黄色く広範囲で残っている状態。跛行はなくなってきましたが、依然としてしゃがめないのでADLに支障が残っています。
こちらの経過は別記事で詳しく書いていこうと思います。
終わりに
なんと言っても不完全燃焼で終わってしまったので必ずリベンジします。
不完全燃焼の一番の原因がマウンテンバイクだったので、しっかりマウンテンバイクを走ってトレイルランニングに繋げられるように練習していきたいと思います。
そして出し切った状態でゴールテープを切れるようにトレーニングを積んでいきたいと思います。
ミッドライフクライシス?かかってきやがれ。