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可動域向上・動作改善・強化による症状の根本改善を目指した施術とパーソナルトレーニングを提供する鍼灸接骨院トレスです。
5月も下旬となるとだいぶ暑い日も多くなってきました。
梅雨に入ると幾分涼しい日も増えてくると思いますが、熱中症での搬送が増え始めるのが6月以降と言われています。
このタイミングで水分の摂取について今一度おさらいしておきたいところです。
予防目的の水分補給、治療目的の水分補給
水分補給をする際に「何を飲むか」と同じくらい「どのタイミングで何を飲むか」も大切です。
日本人の場合、基本的に食事以外の水分摂取は1日当たり1.5リットルくらい必要と言われています。
しっかり食事が摂れていれば水で構わないところですが、食事が摂れていない場合にミネラルウォーターばかり飲んでしまうと電解質のバランスがいまいち(水中毒のリスク)なので、スポーツドリンクを適量取っておく必要があります。
よく「コーヒーはたくさん飲んでます」と言われる方がいらっしゃいます。
カフェインによる利尿作用があるので水分補給には向かないと言われていましたが、常用的にカフェインを摂取している場合には利尿作用に対する影響が高くないと分かってきているようなので、コーヒーを飲むとトイレが近くなる、といった方でなければ大丈夫とも言われてきています。飲みすぎるのは問題ありますが。
お酒はアルコールを分解する際に水分を必要とするのでダメ。ここは変わらず。
ジュースは水分補給になりますが、糖分の過剰摂取にならないように注意しましょう。
飲むタイミングは基本的に「のどが渇く前」に摂れればベスト。
ただ、仕事などで摂りにくい場合には休憩ごとにコップ1杯程度を摂っておくことが必要です。(ここぞとばかりにがぶ飲みしても吸収できる量が限られているので尿や汗で出てしまうので注意しましょう)
ここまでが脱水にならないための予防としての摂取方法。
脱水になってしまった場合には、これらの摂取方法では回復が遅くなるため、スポーツドリンクよりも経口補水液を摂りましょう。
脱水になったかどうかの自己判断は難しいところではありますが、例えば頭がぼーっとしてきたり頭痛がしたり、手足がだるくなってきたり痺れを感じてきたり、といった感覚がある場合には脱水が疑われるので、まずは経口補水液で迅速な回復を図りましょう。
運動中の水分補給
暑い時期の運動は脱水症や熱中症のリスクがあります。
飲みやすさからか、冷やしたお茶等を飲む方もいらっしゃいますが、運動中は基本的にスポーツドリンクを推奨します。
理由は明白で、「汗とともに電解質が失われるから」です。テレビCMで言っている通りです。
とは言ってもスポーツドリンクって飲みにくいですよね…。
斯く言う私もスポーツドリンクはあまり得意ではありません。特にぬるいと飲めません。
そういうこともあり、サイクリング中などはスポーツドリンクを水で薄めて飲んだりしています。
ただし、薄めて飲む場合しっかり食事を摂っていること、代わりになる補食を持って出掛けていることを自分の中での決まりとしています。
要はしっかり電解質を補給することが重要であって、手っ取り早いのがスポーツドリンク。スポーツドリンクを飲めないなら他で補う、という考えです。
補食に関しては最近ではいろいろな種類の商品がありますが、成分表などを見てみると「スポーツようかん」が結局のところ優れている印象です。個人的に餡子系は苦手ですが、持ち歩いています。
スポーツようかんは熱中症対策に必要なナトリウムだけでなく、足がつる時に必要なマグネシウムも多く含まれているのでおススメです。
自分にあった水分補給を
基本的な対策は以上となります。
意外とコーヒーがOKであったり今まで言われてきたことと変わってきたこともあります。
とはいっても個人差があったりするのみ事実ですので、ご自身にあった水分摂取方法を見つけて脱水・熱中症対策をしていただけると幸いです。