先日参加したトレランの大会で足関節の「外反捻挫」を受傷してきました。
痛みと軽度の血腫が見られましたが、Ⅰ度ないしⅡ度損傷としてセルフケアをおこないました。
足首の捻挫と言えば「内反捻挫」の方が件数として多い損傷ではありますが、今回、自ら件数がそれほど多くない「外反捻挫」を受傷してきてしまったので(笑)、自らへの戒めとして記録しておこうと思います。

ちなみにその事件もあり、リザルトは散々たるもの。
予定では4時間半~5時間くらいで返ってくるつもりが1時間オーバーの6時間もかかってしまいました。
たった30キロで6時間もかかってしまい意気消沈。
ルーキーの洗礼を受けました。
残り約10キロ地点で起きた油断
私自身、普段からランニングをしていて30キロ走くらいならちょこちょこやれる走力は持っています。
ただし、30キロ走をやるにしても時間にして2時間30分から40分くらい。
今回の外反捻挫が起きた時間帯は自分の時計でスタートしてから3時間半過ぎの時間帯。
おそらく集中力が切れたのでしょう。
長い下り坂を調子に乗って雑に下ってしまいました。
走りなれている方ならご存知かと思いますが、坂は少しジグザグに下るのがセオリーのようです。
前を走る方もそのように走っておられましたが、私は調子に乗って真っ直ぐ下りてしまいました。
その結果、草の絨毯に隠れた窪みに気づかず足がはまり、足関節が外反方向に持って行かれてしまいました。
残り10キロの地獄が始まる
捻った瞬間、「あー、ヤバいやつだ」と分かり、すぐさま減速&ストップ。
少し足首を動かすと、痛いではありませんか。
ここからというもの、走る事は出来ず意地だけでゴールを目指す「トレイルウォーキング」になってしまいました。
平地の着地は比較的我慢できる痛みだったのでゆっくり走り、「やっぱり着地は軽度内反位だからか」などと最初のうちは考えながら行程を進められましたが、時間が経つにつれそんな余裕もなくなり(蹴る時は痛かった)。
走れず抜かされていくことでメンタルも削られます笑。
結果、残り10キロちょっとに2時間半以上もかかってしまい久々に絶望を味わってきました。
足首外反捻挫の予防と処置
当院にもトレランで足関節をひねって来院される方もいらっしゃいましたので、それに対する予防として足関節のテーピングもしていきました。
ただし、そのテーピングは内反捻挫に対する予防のテーピングであり、外反捻挫は想定外。
身をもってトレランでは「どんなことが起こるのか?」体験することができました。
次の日から超音波療法や包帯圧迫など、一般的な処置を施していましたが、一番楽に感じたのが「インソール」。
某メーカーの土踏まず側を持ち上げるインソールは楽でした。
おそらく外反により落ちた内側アーチ(土踏まず)を持ち上げることで痛みの負荷が和らいだものと考えます。
外反捻挫は内反捻挫に比べあまり多くない捻挫ではありますが、治療過程でインソールを利用するのも一考に値すると思います。
外反捻挫まとめ

- ロードがそこそこ走れるからと言ってトレイルも走れるわけではない。(同じランニングでも全く別物だった)
- 捻挫ももちろん痛かったけど、かばって10キロ以上下ってきたため反対脚が2~3日しゃがめないほど酷く痛かった。(代償動作を実感)
- 健康を扱う登山も好きな私の立場から言わせると、山は走るもんじゃねえ。歩くもんだ。(30キロのトレランは負荷が高すぎる)
- リスクを承知で走るなら、日光のトレラン30キロは楽しい。けどルーキーなら10キロの方が良いかも笑。

 
	
 
			 
			 
			