足部は人間が二足歩行をしている限り、唯一地面と接している場所です。
地面からの床反力をエネルギーに変えて歩いたり走ったりジャンプしたりできるわけです。
その唯一地面と接している場所が足部ですので、ここの状態が様々な場所に影響を与えると言っても過言ではありません。
先に話した足首の捻挫の既往がある場合、捻挫自体は治っていても、かなりの確率で足部に問題が残ります。
今回は足の問題と腰痛の関係、そして改善法について解説をしていきます。
腰痛が改善せずに悩んでいるなら、その原因は足にあるかもしれません。
足首の捻挫が軽くみられている事実
足首を捻挫するとそこに関連する靭帯や関節包を損傷するわけですが、一般的に医療機関で治療するのは損傷した部位に対してであり、そこが治ったと判断されれば治療終了することが多いはずです。
意外と足首の捻挫に対するリハビリは軽くみられてしまっている事実はあります。
当院でカウンセリングする際に「既往歴」はとても重要な項目となっているのですが、特に腰・股関節・膝の症状で来院される方の既往歴として足首の捻挫は多いものであります。
損傷の度合いとしてⅠ度からⅢ度などという分け方はされていますが、損傷の度合いにかかわらず既往がある場合には注意が必要です。(逆に軽度なものほど軽くみられてリハビリしなかった例も多いです)
アナタでもできる足首のセルフチェック

もしアナタが足首を捻挫したことがあるのでしたら、まずは足首の可動性を確認してください。
「かかとを着けたまましゃがめますか?」
「しゃがめたけど硬さを感じていませんか?」
次に立った状態で足の指が自由に動くかどうか確認してみてください。
「足の指をグー・パーできますか?」
ざっくり書いていますが、一般の方でも簡単に確認できる方法がこの2点です。
地面からの力を無駄なくパワーに変えるのが足関節
足部が安定して足関節が十分に可動することが運動連鎖ではとても重要です。
それが動作で発揮できるパワーになります。
そのためには、ちゃんとしゃがめて、足の指が自由に動かせる必要があります。
もしアナタが腰痛や膝痛をお持ちで上記のセルフ検査で問題があれば、足部の状態から改善していく必要があります。
もっと詳しい情報は足病学も学んできた当院までお問い合わせください。